元裏プロのパチンコ・パチスロブログ

・・・では一体、どんなトラブルがお店で起きていたかと言いますと

これは当たり前なのですが

お客さん同士で直接言い合いになるようなことはなく


多くの場合は

風俗嬢がそれとなく不機嫌になり


いつもより早目に退店しようとしたり

店員にわがままを言ったりするといったかわいいものなのでした。






・・・しかし、気を悪くしてしまった風俗嬢の中には

時には度を過ぎたワガママを言い出す子も居たり

僕ら店員に暴力を振るう子も居ましたので


当時の僕らは店内に他のお客さんがいる時には

風俗嬢が機嫌を損ねないように務めていたのです・・・








・・・ん？

「女性に対して暴力とは大袈裟なｗ」

なんて声が聞こえて来そうですね。




・・・皆様、忘れてはいけませんよ。


当時の僕が接客をしていたのは

”体重100キロオーバーのモンスター”

ですからね。





・・・そして、100キロオーバーの女性というのは


”70キロくらいの人間ならお姫様抱っこが出来る”


というフィジカルの持ち主ですので

そこらの華奢な男性よりも馬力があるんです。





・・・その上、彼女たちは質量もありますので

なかなか良いパンチを打ってくるんですよ・・・







・・・まあ、パンチが強力とはいっても

さすがに打撲程度で済むので

さほど気にならないんですけどね・・・


それよりも、当時の僕が本当に恐ろしかったのは

”恵まれたフィジカルで灰皿を全力投球してくる”

というファインプレーでした。






・・・というのも、僕が働いていたお店で使用していた灰皿は

直径10センチほどのガラス製のものだったのですが

まあ、飲み屋でありがちな灰皿という訳なんですよ。



そして、彼女たちが灰皿を投げてくるといっても

多くの場合は人に向けて投げる事は無く


そのほとんどは、灰皿を地面に向かって投げたり

壁に向かって投げたりするだけだったんですよね。






・・・しかし、そんな灰皿の直撃を

運悪く顔面に喰らってしまった人が居ます。





・・・そう、アタシです。


その時は風俗嬢御一行と、モデル事務所のお客さんが店内におり

詳しい経緯は忘れたのですが

僕が初めて営業中に泥酔したん日でもあったんですよね。





・・・そして、泥酔営業を終え

次の日に洗面所で鏡を見た時に

僕の顔面がナスビと同じ色になっている事に気付いたんですよ。






・・・もちろん、その日の事は大問題になり

オーナーから店員が事情聴取を受けたのですが


どうやら僕が特別”粗相”を働いたわけではなくて

勝手に風俗嬢が不機嫌になった結果の出来事だったようです。






・・・夜の世界で働いていると

こういった出来事がそこそこの頻度で起こるものですよね。


大きなケガにならなかった僕は

ツイている方だと思いました・・・





・・・そして、この出来事があったからなのかは分かりませんが

僕はこの頃から急速に東京という街が嫌いになり

地元に帰りたいという気持ちが強くなっていきます。


まあ、その頃の僕とSA君の仲が最悪だったことも

僕が地元に戻りたくなった原因だとも考えられますけどね。






・・・それまでの僕とSA君は

喧嘩という喧嘩は小学生時代にしかしたことがなくて

そこからは一貫して仲が良かったんですよね。



・・・しかし、四六時中ずっと一緒に居ると

人間の仲って腐っていくんですね。



・・・・これは後になって気付いたことなのですが

結成時は友人だったお笑いコンビが

歳を重ねて行くにつれ、仲が悪くなることをよく理解できました。




・・・そんなこんなで

僕の地元への出戻りの機運はは加速していくのでした・・・



続く

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