4号機時代の思い出　『幼馴染からノリ打ち仲間へ』　その40　”サクラ行為がバレる？！”

2021/05/13
20:16

⇩過去のお話はこちらからどうぞ

リンク：前回までのお話

⇩登場人物の紹介はこちら

リンク：主要登場人物まとめ

・・・4・5号機時代を迎え

爆裂AT機の登場によって迎えたパチスロのバブルも下火になってきた中

僕らのサクラ活動も

活動開始から2年以上の月日が流れていました。

・・・いくら他のお客さんにサクラ活動がバレないように努めていても

パチンコ屋さんに来るお客さんは嫉妬に狂っていますので

たとえ、ヒラで勝っていようとも

「あいつ打ち子だろ！！」

の様な事を言う人が居ますので

実際に台の設定を知り、サクラ行為をしている僕らには

そのような声が上がる事も少なくなくなってきていました。

・・・僕らには”設定師”という内通者が居ますので

お客さんがサクラ行為を疑うクレームをお店に入れると

設定師を通して、すぐに僕らの耳にも入っていました。

当時はそういった類の電話が

そこそこの頻度でお店に掛かって来ていたみたいで

設定師がクレームの電話を直接受けてしまうという

シュールな出来事もあったそうです。

・・・当時の僕はその話を聞いて笑っていたのですが

僕らを取り巻く状況は

次第に楽観視できないものになっていきました。

当時通っていたホールの上層部も

ホールに寄せられたクレームの事を次第に把握していき

決定的なサクラ活動の証拠はなかったものの

僕らのお抱え設定師に”隣県への異動案”
が浮上しました。

・・・その隣県への異動案を聞いた僕は

『ほぼほぼ”クロ認定”じゃん』

と感じまして

サクラ活動の終焉を覚悟したのですが

皆さんもご存じの通り

僕らのグループは

”SEさんの負債問題”

という問題も抱えていましたし

※負債額5000万円編参照

リンク：こちらからどうぞ

・・・サクラ活動というものは

誰もがやろうと思ってできるモノではない

打ち出の小槌のようなものですので

サクラグループの上層部も簡単には諦めず

設定師が隣県に移動をした際には

それに付いて行き、サクラ活動を継続する事に決まりました。

・・・よくよく考えれば

現在のホールに標準装備されている

”顔認証システム”

を使用すると

設定師が異動する前のホールにいた客と

異動後のホールにもいる客を照らしあわせて

サクラを炙り出すことは容易だった様な気がするんですが

当時のホールには

まだそういった装置は装備されていなかったんですかね？

・・・設定師がホールを移動する際に

システムでバレるかもしれないという事を言ってなかったし

きっと、当時はまだ一般的な機能ではなかったんだと思われます。

・・・異動する可能性が有ると言っておきながら

ほぼネタバレですねｗ

結局、設定師は隣県に異動となり

僕らもそれに付いて行くことになりました。

・・・僕らが隣県に異動する前のサクラ活動は

本当にショボさを極めていました。

その時は、設定師にサクラ行為の容疑が掛かっていましたので

僕らに回ってくる台の質が劇的に低くなっていたのです。

・・・そんな時に僕らが打った台は

当時のホールでは、平常営業時に設定6が使われていてもおかしくない

低機械割の台である

”旋風の用心棒”

ですとか

©サミー　旋風の用心棒

「グレートサファリツアー！」

・・で、お馴染み

獣王の後継機（？）である

”１０００GのAT確定の役（1/３２７６８）”

が搭載されているクソ台

”サバンナパーク”

等を打つ事がく多かったです。

©サミー　サバンナパーク

・・・その時代は台の質が低かったこともそうですが

設定師に容疑が掛かっていますので

サクラ活動をする機会も激減していた時代でもあります。

・・・そんな事情もあり

僕が平打ちをする機会がどんどん増えていったという訳ですね。

なんにせよ、サクラ活動は

破滅への道を順調に辿っていくのでした・・・

続く

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