4号機時代の思い出 『幼馴染からノリ打ち仲間へ』 その39 ”4号機時代の稼働”
- 2021/05/13
- 08:06
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・・・4号機時代も終焉に近づき
サクラ活動も下火になってきたことで
僕とN君は”ヒラ打ち”の稼働を少しづつ増やしていきました。
・・・しかし、僕たちのパチスロのスタイルは
”お店のクセを見抜き、高設定の台を奪取する”
というオーソドックスな立ち回りでしたので
多くの時間をサクラ活動に費やし
ホールの設定変更の傾向に疎くなっていた僕らは
例えるならば”浦島太郎”のような状態になっていましたので
設定狙いの立ち回りをするには準備が足りなかったんですよ。
・・・僕らはそんな状況を打破すべく
ハイエナをしながらホールに居座る事によって
地道にホールのクセを見抜いていく事にしました。
その時はまず、朝イチに
”仮想狙い台”
という物を作り
その狙い台の挙動を
自分では打たず、ハイエナ等をしながら見守り
夜になってから答え合わせをするという
”0円判別”
的な、こざかしい立ち回りをしていました。
・・・そして、ホールの設定変更の傾向なんてものは
たとえ長いスパンを通して見なくても
直近の一か月くらいの傾向を見れば事足りますので
クセを見抜く活動を始めてから二か月が経つ頃には
僕らは数件のホールのイベント状況と設定変更の傾向を
大まかにですが掴む事に成功していました。
・・・ホールの傾向なんてものは
お店単位で行う”周年イベント”の類でもない限り
設定師の気分や
その時のトレンドで日々アップロードされて行きますので
直近の傾向の方が有益なサンプルになるという訳ですな。
・・・そんなこんなで
当時の僕たちは集中的にハイエナの稼働をしていたのですが
他のお客さんに張り付いたりしない
(比較的)行儀が良いハイエナっていうものは
なんだか宝探しみたいで面白いですよね。
・・・ホールを徘徊している時に
思いもよらない美味しい台を発見した時は
誇張抜きに、お宝を発見したようなステキな気持ちになれます。
僕はハイエナをする際に
人の後ろに張り付いたり
何度も狙い台のシマをウロウロするのは避けたい人間ですので
お店の設定変更の傾向や、前日のヤメゲーム数を把握するなどの
他の人が知らない情報を駆使する事によって
競争をする事なく美味しい台を奪取する事に務めていました。
・・・ハイエナは一般のお客さんにとっては嫌悪の対象ですので
台取りは可能な限りスマートにやるべきですよね。
一般のお客さんが何気なくヤメた台を
ハイエナ野郎がガッついて確保すると
そのお客さんには
「もしかして、ヤメたらいけない状況だった?」
という思考が芽生え
それ以降、そのお客さんが美味しい台を捨てないようになってしまう・・・
・・・そんな事態を招いてしまう事もありますよね?
・・・そして、自分がヤメる事を選択したにせよ
自分が打っていた台を他のお客さんが出している姿を見ると
その姿を見た前任者は良い気がしませんよね?
・・・1つの店で立ち回り続けるには
”他のお客さんにストレスなく負けてもらう”
そして
”自分が勝っても嫉妬を生まないように努める”
という性格の悪い行動が重要になって来るのです。
・・・そんな僕は現在でも
常連さんとはオカルトなどの話ばかりをして
必要以上に馬鹿なフリをして仲良くするようにしています。
そうすることによって、
常連さんは僕が勝っていても嫉妬をしにくい状況になりますし
勝ち続けていても運が良いだけと誤解をしてくれるのです・・・
・・・我ながら性格が悪いと思います。

©集英社 大場つぐみ
・・・とにかく、パチスロ専業者は勝っている事を自慢するよりも
”勝っていないように見せて実は勝っている”
という状況を
いかに作れるかが大事なんじゃないかなと思います。
・・・そんな時代に僕が打っていた機種は
以前にも紹介したと思うのですが
ネットの”モグモグ風林火山”を好んで打っていたんですよ。

©ネット モグモグ風林火山
・・・まあ、好んで打つといっても
打てる状況の台が空いてないと話にならないんですけどね。
モグモグ風林火山はハイエナに特化した台なのですが
BIG中には
”ビタ押しをすることによって獲得枚数が増える”
という攻略要素がありましたので
単調で飽きてしまいがちなハイエナの稼働を
楽しくさせてくれたパチスロ機だったんですよ。
・・・そして、時は過ぎ20004年を迎えた頃に
モグモグ風林火山の後継機のような機種が登場します。
その機種とはアビリット(高砂)から発売された
”デスバレー”
という機種です。

©アビリット デスバレー
・・・どうです?
デスバレーの筐体ってかっこよくないですか?
・・・デスバレーはアビリットがハイエナの為に開発をした台でして
当時の僕は本当にお世話になった台でした。
何故デスバレーが”ハイエナに特化した台”かと言いますと
デスバレーの主なゲーム性は
・大量獲得機。BIG時最大獲得枚数711枚
・モード移行&ゲーム数振り分け方式
・ボーナス放出条件は規定RT数消化or中段チェリー成立時
・天井機能搭載。1280Gでいずれかのボーナスが放出される(ほぼBIG)
・ボーナス初当たりのG数が早めだった場合は連チャン継続率が低い
・反対に、深いハマリ後は高い連チャン継続率が選択されやすい。
・初当りは必ずBIGで、連チャン終了時のボーナスもBIGとなる。
・REG後は384Gまでに次のボーナスが放出される
・連チャンゾーンは384G(連チャン時のRTテーブルは天井96Gと384Gの2種類)
・1024G以上のハマリは2連以上確定(ほぼ3連以上)
・・・上記の様な特徴を持った台なのですが
凄くないですか?
デスバレーにはハマり恩恵が存在する上に
初当たり時にはBIGが確定しますので
安定した出玉を持って稼働を終えることが出来るのも強みですよね。
・・・そして、デスバレーはマイナー機種という事で
上記の仕組みを全て知っている人が少なかったので
REGの天井が浅い仕組みや
連チャン数が確定しているシチュエーションを逆手に取り
ボーナス放出間近の台を拾える事も珍しくありませんでした。
【デスバレー ボーナス出現率】
設定1 1/392
設定2 1/371
設定3 1/362
設定4 1/338
設定5 1/309
設定6 1/288
設定1 1/1607
設定2 1/1742
設定3 1/1100
設定4 1/1333
設定5 1/946
設定6 1/1224
【機械割】
設定1 95.2%
設定2 97.6%
設定3 99.9%
設定4 102.7%
設定5 108.3%
設定6 111.4%
・・・そして、デスバレーの最大の特徴は
BIG中にリプレイ外しを行う際に
”自分の目押し力に応じて難易度を選べる”
という特徴がありまして
選択する難易度によって
獲得枚数が大幅に変動するという仕組みを持った台でもありました。
・・・デスバレーのBIG中は
成立した小役をナビしてくれるので
左から押すと難易度に差は付きにくいのですが
リプレイ外しをする際には
”スイカorリプレイ”
というナビが発生しますので
スイカをフォローしつつリプレイを外すためには
高度な目押し力が必要になるのでした。
※スイカを狙わなければリプレイ外しは100%成功できます
・・・そんな訳で、当時の目押し力に自信がない打ち手は
”小役ゲームの残りゲーム数が多い時は
簡単手順で消化し保険を掛ける”
という、リアルボルテージ的な打ち方をしている人も居ました。
・・・いやあ、涙ぐましい努力ですよね。
・・・デスバレーは攻略要素も高かったのですが
僕はホラーとギャグ(制作側は意図していないと思います)の要素が絡み合った
デスバレーの世界観にドハマりしてしまいましたので
僕はデスバレーを
”技術介入系ハイエナ特化機”
というカテゴリーでは
モグモグ風林火山と同じくらい好きな台になりました。
※個人の感想です
・・・デスバレーは設置が少ない台だったのですが
文句なしに”食える機種”でしたね、ええ。
・・・そして、ハイエナをしつつホールのクセを掴んだ僕は
台読みの精度がどんどんと上がっていき
”人さえいればいくらでもお金が稼げる”
という状況になっていきます。
勿体ないんですよ、
二人しか打ち手が居ないのに
7台ほどの設定6を掴める状況でしたからね。
・・・そんな状況に陥った僕は
仲間を集め、高設定の台を占拠することに決めたのでした・・・
続く
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