4号機時代の思い出 『幼馴染からノリ打ち仲間へ』 その16 サクラの親玉の破格の収入とは?!
- 2021/04/07
- 22:47
⇩前回までのお話はこちらからどうぞ
リンク:前回までのお話
・・・前回のお話で、晴れてサクラグループの一員になった僕は
記念すべき第一回目の稼働の日を迎えることになります。
そして、僕がサクラとして初めて打った台は?と言いますと
僕の記憶の中では、たしかアラジンAだったと思われます。

Ⓒサミー アラジンA
・・・アラジンAは当時ホールに設置されていた台の中でも
サクラ行為に最も適した台の内の1つでした。
・・・その理由としてはやはり
『打っている本人以外からは、どういう契機で出玉を得ているか分かりにくい』
という事が言えるでしょう。
・・・当時のホールに設置されていたAT機の設定6は
台の仕様も機械割の面でも”エクストラ設定”でして
・・・例えば、爆裂AT機の代名詞でもある
”獣王”
の設定6の仕様は
『通常時に1/300程の確率で成立する”純ハズレ”成立時に
ほぼATに当選する』
『さらに、AT連のメインは3連チャン迄だったので、穏やかなスランプグラフを描きやすい』
・・・という仕様でした。
・・・そして、獣王の設定6以外の台の特徴は
『BIG終了後の”AT高確率状態時”に純ハズレを引き
ATの大連チャンで出玉を得る』
という物でしたので
獣王は打っている本人以外でも
台の見かけだけで設定6を推測するのが容易な台だったんですよ。
・・・では、
『なぜ、僕らが外部の人間に設定6を打っていることを悟られたくないか?』
と、言いますと・・・
・・・色々と理由はあるのですが
実は僕らのサクラグループは他のグループとは異なり
かなりの弱小組織だったんですよ。
・・・僕らの背景に”反社”が付いていない事からも想像できますよね?
・・・そんな弱小グループの僕らのサクラ活動は
『会社(ホール)の内部にも嘘をついて行っていた』
という特徴があったのです。
・・・これはどういうことかと言いますと
単純に言っちゃえば
『設定師は設定表に書かれた物とは異なる設定の台をホールに設置し
その台を僕らに打たせていた』
という事なんですよね。
・・・僕らが打っていたAT機の設定6は
『お店側から見ると設定4を打って出玉を得ている』
様に見えていたと言う訳ですね。
・・・と言う訳で、当時の僕らは
負けているお客さんが嫉妬をし
『あいつらサクラじゃないの?』
なんて感じで、お店に通報される事や
設定師以外の店員さんに僕らが打っている台の設定を悟られることを
非常に嫌っていたのでした。
・・・ってか、普通に考えてバレそうなものですけどねw
事実、僕らの敵は
『お客さんからの通報』
でしたね、ずっと。
・・・あとは何処からかお金の匂いを嗅ぎつけてくる
『反社会的勢力』
そんな人たちにタカられる事でしょうね。
彼らは相手の弱みを見つけると
とことん搾り取ってきますのでね・・・・
・・・そう考えると、僕らの神である
”設定師”
はとんでもない強心臓ですよね・・・
きっと、彼はサクラ活動をすることによって得る
”法外な額のお金”
のために日々のプレッシャーと戦っていたのでしょう。
・・・ここで、ざっくりですが
僕らの設定師が得ていたお金を計算してみましょう。
・・・まず、設定師が設定6を1台設置するごとに得るお金は
『出玉の25%』
ですので
それを当時のAT機の平均的な出玉である1万枚から割ると
『設定6を1台設置するごとに5万円』
の収入を得ることが出来ます。
・・・もちろん非課税です(ゲス顔)
さらに、設定師は僕とは違い
『自分の分身が一日に複数台の設定6を稼働する事が出来る』
というチートスペックの持ち主ですので

これを当時のホールに設置されていた設定6の台数である
『およそ6台』
という台数で掛けてみると・・・
・・・なんと、設定師は
『日給で30万円、月給で900万円、年収で1億円』
という破格の収入を得ていたことになりますね。
・・・小僧ども!
目指すのはユーチューバーじゃなく設定師だぞ!
・・・まあ、今の時代では無理でしょうけど。
というのも、今のパチスロには
”設定変更履歴”
という
『その台で今までに使われた設定が履歴になって残る』
という機能が装備されている台が多いので
僕らの方式のサクラ行為は
今の時代では到底無理なものになっています。
・・・そして、出玉面でも寂しい時代ですので
色々なリスクを考えるとユーチューバーの方がお得かもしれません・・・
・・・話を戻しましょう。
・・・そんな感じで、破格の収入を得ていた設定師ですが
実は、困った事が1つだけあったんですよ。
・・・設定師が困った事とは
『お金は入って来るが、派手に豪遊できない』
という問題が発生したのです。
・・・これは皆さんお察しの通り
サクラの親玉である設定師の金遣いが荒くなると
『きみ、最近ずいぶんと羽振りが良いじゃない』
といった感じで
せっかくみんなで迷彩を掛け、サクラ行為の発覚を防いでいるのに
火の無いところに煙を立たせてしまうことになりますよね?

※イメージ画像 ゴージャス
・・・まあ、僕たちは実際に悪い事をしていますので
”火の無いところ”
という訳ではないのですが
設定師自らが”自白”とも取れる行為をする訳にもいかないので
必然的に、彼は稼いだお金を派手に使えないという
ジレンマを抱えることになってしまったのでした。
・・・さらに話を戻しましょう。
そんな僕(?)のサクラ活動の初戦は
何事もなく、穏便に事が運び
出玉の面でも満足の行く数字を残すことが出来ました。
※1万枚強
・・・アラジンAは設定6が他人には分かりにくい上に
機械割も”設定6でおよそ148%”でしたから
たいへん重宝する台でしたね。
今回はここまでとします!
それでは!
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