パチスロ界における『マイナーメーカーの宿命』
- 2021/03/12
- 17:06
パチスロ界にはアルゼやサミー、そして山佐のような
『業界のトップを走るパイオニア的存在』
そんなメーカーもありますが
それとは対照的に
『新規参入してきたメーカーや、トップの会社に次ぐ二番手的な立ち位置の存在』
そんなメーカーも存在していますよね。
・・・二番手的な存在のメーカーと言えば
すぐに思いつくのはタイヨーですとかパイオニアでしょうかね?
タイヨーなんかは一部マニアには受ける台をたくさん開発してきたのですが

©タイヨー ハローサンタ
・・・今までに
『ホールのメインを張れるほどの台をリリースしたことが有りますか?』
と言われると
タイヨーが大好きな僕でさえ疑問が残りますので
やはり、業界的には2番手以下の存在のメーカーと言えるでしょう。
・・・パイオニア社は東海地方や沖縄では圧倒的な勢力を誇りますが
日本全体のシェアという面では少し寂しさも残りますし
パイオニア社と言えばやはり”ハナハナシリーズ”に依存していますので

©パイオニア スーパーハナハナ
・・・Aタイプ以外のパチスロという観点で見ると
極端に見栄えが悪くなることからも
パイオニア社は”限りなく一軍に近い二軍”であると思います。
※個人的にはパイオニアは神だと思っています。
・・・そして、2軍のメーカーにも色々な種類がありまして
その中には『安易に一軍メーカーの台をパクる』という手法のメーカーもあれば
反対に『勝負を賭けて奇抜な台を開発する』というメーカーも見られますね。
・・・後者のメーカーは、単に奇抜な台を世に送り出すだけに終わり
パチスロファンから白い目で見られることも多いですが
個人的には安易にパクりに走るメーカーよりも好感が持てます。
僕が一番嫌いなのは『先駆者をパクった結果つまらない』みたいな奴なんでね。
そいつらは自分で発信する才能も、それをする努力さえも怠ったクズですから
誰からも見向きもされないのは当然と言えるでしょう。
モノマネは所詮、本家の劣化コピーですので
そんな物で人の心を動かす事なんて出来ないのです。
パクリに走る人は、一生影の存在であり
人よりも前に出ることを諦めたというわけです。
・・・しかし、そんな2軍のメーカーさんの命がけの賭けも
時には実を結ぶことが有ります。
古くは4号機時代、タイヨーという古参メーカーが発売した
『エイトマン』
という、”リール枠内に絵柄が2つしか存在しない台”がありまして

©タイヨー エイトマン
こちらのエイトマンは”裏モノ化”というチューンナップこそされましたが
全国的に人気の有る1台となりました。
・・・そして成功例をもう1つ紹介しましょう。
こちらはそこまで奇抜なシステムの台ではない上に
当時のストック機の主流であるシステムも搭載していたのですが
・BIG後とREG後でRT解除のの選択率が違う
・リプレイの連続でボーナスのチャンス(通常時は4連で確定)
・リプレイ確率がアップするCZを搭載
という特徴を引っ提げて
当時からパチンコでは既に有名だったメーカーの
藤商事から2003年に発売されたパチスロ機”サンダーバード”です

©藤商事 サンダーバード
・・・2003年と聞くと、つい最近のように感じてしまいますが
もう20年も前の話なんですね。
・・・サンダーバードは藤商事が発売したパチスロ第3弾でした。
導入当初はお客さんもホール側も
サンダーバードにはなんの期待もしていなかったと思いますが
・・・どう言う訳かお客さんはサンダーバードの事が気に行ったようでして
それに呼応する形で次第にホールからの扱いが良くなっていった1台でした。
・・・それでは、なぜサンダーバードが打ち手に愛されたかと言いますと
それは他でもない設定6の機械割の高さと分かりやすさだったと思われます。
ここでサンダーバードの基本スペックを見て行きましょう
【サンダーバード 基本スペック】
設定 BIG確立 REG確立 機械割
1 1/339.8 1/339.8 95.7%
2 1/319.12 1/319.12 98.2%
3 1/300.66 1/300.66 102.3%
4 1/280.50 1/280.50 106.5%
5 1/257.60 1/257.60 110.1%
6 1/203.42 1/203.42 119.9%
【サンダーチャンス(CZ) 突入率】
チェリー成立によるTC突入率
設定 1 2 3 4 5 6
突入率 15% 20% 55% 60% 80% 100%
・・・どうですか?
控えめに言ってアホでしょ?
僕が当時のホールでサンダーバードを打つ時は
末尾イベントなどが開催されていた時にメイン機種からあぶれた場合に
『高設定はすぐに分かるし、機械割も高い』
という理由から打つ事が多かったのです。
・・・最初はそんな感じの理由で打たれることが多かったサンダーバードですが
CZの熱さや、独特の前兆システムがお客さんに受け初めまして
段々と人気が上がっていった、と言う訳ですね・・
・・・本当に食わず嫌いはダメですよね。
・・・今の時代でも、変にバイアスを掛けずに台を触ってみると
思いのほか面白い事もあるんですよ。
僕の場合ハイエナをしている時に
そういった台に出会う事が多いです。
・・・皆さんも食わず嫌いをせずに色んな台を触ってみてはいかがでしょうか?
ほとんどの場合は予想通りの残念な結果に終わってしまう事が多いですが
時には思わぬ発見もありますので
マンネリを感じている方にはお勧めです・・・
今回はここまでとします
それでは!
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