4号機時代の”ネット”という最高のパチスロメーカーと名機『サプライズ』
- 2021/03/12
- 08:01
4号機時代初頭のホールで稼働している台のほとんどは
『ノーマルAタイプ』
の機種であり
機種ごとに出目や絵柄などで多少の演出面での差はあるものの
出玉面での差という物はほとんど有りませんでした。
そんな中、偉い人たちが出玉の波に軽いエッセンスを加えるために
ROMを違法改造した台
いわゆる”裏モノ”を開発します。

©大東音響 リズムボーイズ
・・・裏モノは普通のノーマル機では味わえない
”自力連チャンではない、台によって仕組まれた連チャン”
を味わえますので
当時のパチスロファンは一攫千金と
p地スロ本来の魅力である”ボーナスの連打”による気持ちよさを味わうために
こぞって裏モノを打っていたと言う訳ですな。
・・・5号機世代のキッズや4号機末期からパチスロを始めた人は
裏モノを実際に打っていた人から
『裏モノは怖かったし、すごい出玉だったよ』
と、聞くことが多いと思われます。
・・・しかし、実際の所は
4号機時代の裏モノも、瞬間的な出玉力は凄かったのですが
最終的に獲得できる出玉では
むしろ5号機のハーデスなんかの方が多かったと思います。
・・・当時の裏モノで2万枚の出玉という物は
『稀に見る』
それくらいの位置づけのプレミア級の出玉だったのです。
2万枚出すと言ったら、一般的な仕様の裏モノ機では
BIGを70回は引かなければなりませんからね!
それ以上を求めるとなると
『新装基盤や、裏基盤のバグ頼み』
になってしまいます。
・・・裏基盤がバグを起こしてBIGを一日で100回以上出した台が有るなんて聞きますが
これは全国的にも少ない事象と言えるでしょう。
・・・では、なんで出玉的にAT機などに劣る裏モノを
当時のパチスロファンは好んで打っていたのかと言いますと
そこはやはり”裏モノが持っていたゲーム性”に他ならないでしょう。
・・・パチスロを大昔から打っていいる人の中には
『ボーナスで増やしてこそパチスロ』
と考えている人も多く存在していて
ATメインで出玉を増やす台を好まなかった人が
出玉性能でAT機に劣る裏モノを好んで打っていたんですね。
僕もどっちかと言えばボーナスが連打するゲーム性の方が好きなのですが
別にAT機を毛嫌いしているわけではなく
『小役で出玉が増えるのも良いけど、あくまでおまけ的な立ち位置』
くらいであって欲しいのです。
・・・そんな僕は4号機でもART機のディスクアップが好きでしたし

・・・RT機では釣りキチ三平なんかも好きでした。

©サミー サンペイ
・・・それでは、ホールにAT機が反映している中でも生き残っていた裏モノが
なぜホールから淘汰されたのかと言いますと
一番大きい理由としては
パチスロが5号機に移り変わる時の”みなし機問題”の時に
一斉に裏モノの撤去が進められたこともありますが
4号機中期以降に、合法的な連チャン機である
『ストック機』
が世に蔓延しだしたという事もあるでしょう。
・・・ストック機の開発によって
ホールは警察に捕まるというリスクを回避しながら
連チャン機をお店に設置できるようになりましたからね!
そして、ストック機は多種多様なゲーム性を持っている機種が存在しましたので
打ち手にも完全に受け入れられていくのでした。
・・・当時存在していたストック機は
打ち手が”こんな機種が有ったらいいなあ”と思っていたゲーム性を
完全に具現化してくれましたね。
最近のパチスロ動画で一躍脚光を浴びた
『サファリのBAR➡777変換』
のようなゲーム性を持つ
サミー系機種の”レンキン”ですとか

©サミー RENKIN
※成立したBARをBIGにsh城郭させることが出来るゲーム性で
一部ファン(僕の先輩N君等)に人気でした
「ボーナス中にボーナスが確定すればいいなあ・・・」
なんていう、当時のパチスロファンにとっては
『ナナシーじゃないんだから無いよ!』
と諦めてしまいそうな願いも
大都技研様の開発による”SHAKEや吉宗”によって叶えられてしまったりしたのです。

©大都技研 吉宗
※あまさきまゆみ氏の名曲が収録されている事はあまりにも有名。
・・・そんな感じでストック機が隆盛を極めたという訳ですが
裏モノ好きの僕にとってストック機は”目の上のたんこぶ”だったんですよ。
というのも、当時の僕は脳内がお花畑でしたので
裏モノを打っているアンダーグラウンドっぽい自分に酔っていたことから
ストック機がホールを席巻して行くことを嘆き
「シャバい台ばっかりだぜ!」
と悪態をついていたのです、なんて悲しい事でしょうか。
・・・しかし、僕のストック機の喰わず嫌いにストップをかけた台
いや、メーカーがありました。
そのメーカーは今では”萌えスロ製造機”と化してしまったのですが
4号機時代は独自路線で骨太な機種を量産していました
『NET』
というメーカーさんなのです
皆さんもご存じですね?
・・・僕とネットさんの出会いはそんなに古いものでは無く
CT機時代に”フライングアイズ”という面白い仕様の機種に出会い

©NET フライングアイズ
※CT突入率に設定差が有る Bタイプ大量獲得機
・・・そこで
『見たことが無い筐体だなあ、NETって会社か』
と認知したのが最初なのであります。
・・・そして、今思い返せば
4号機時代の新しい取り組みである
・多ライン機
・ストック機
・CT機
なんかの節目では
NETの存在が僕とは切っても切り離せないものだったと気づきました。

©NET ハンゾウ
※右にあの塊が有るって事は”そういう台”です。
・・・4号機時代のNETは頑張っていましたね!
・・・そんなNET開発のストック機との出会いは
『ハウンドドッグ』
という台が最初でした。

©NET ハウンドドッグ
ハウンドドッグを打ち始めた動機は
完全に”お金のため”だったんです。
・・・というのもハウンドドッグは
打ち手のレベルがお世辞にも高いと言える人は触っていなかったので
ハイエナし放題だったんですよね。
・・・そして、ハウンドドッグには知る人ぞ知る破壊的な攻略法が存在していまた。
その攻略法を紹介します。
まず、ハウンドドッグには
『深いハマりの後は必ず連チャンする』
という法則があったのですが
普通の機種では次回のRT解除プレイを決めるのは
『前回の”RT解除ゲーム”を参照する』
というものですよね?
・・・その後に機種ごとに
・ボーナスを揃えた瞬間
・ボーナスの払い出しが終わった瞬間
などのタイミングで次のRT解除プレイが決定されるんです。
・・・しかし、ハウンドドッグの次回RT解除の決定の瞬間は
『ボーナスを”揃えたゲーム数”を参照する』
という物でしたので
ハウンドドッグで大きくハマっている時には
『ハマりの恩恵を得られないゲーム数なら、恩恵を受けれるところまで回してからボーナスを揃える』
という手法によって100%ハマりの恩恵を受けることが出来たのです。
その期待値計算も楽しみの1つでした。
・・・そんな感じで打ち始めたハウンドドッグでしたが
打っていく内にハウンドドッグの面白さにも気付いていきました。
そしてさらに打ち続けていくうちに
「あれ?これってフライングアイズのメーカーじゃん!」
と遅まきながら気付きまして
僕はネットの新台に注目するようになっていったのです。
・・・そんな中であった最高の機種が
NET開発の『サプライズ』
という機種でした。

©NET サプライズ
・・・NETのサプライズ
こちらの台はまず”顔”が良いですよね!
筐体が本当にかっこいいんです・・・
そしてサプライズは内部的に多ライン機ですので
4号機時代に打ち手を悩ませた”ストック切れ”とは無縁の機種なんですね。
そしてゲーム性も面白い物でして
サプライズはストック機という事ですので
もちろん、ボーナスが連チャンするのですが
『連チャンテーブルが5連刻み』
という過激な仕様になっていまして
当時の打ち手がサプライズを打っている時は
まず、ボーナスが連チャンすることを祈り
次は6回目のボーナスが放出されることを祈る・・・
・・・そしてそれは10連20連と続くのです。
・・・そしてサプライズのアツい所は
記憶が曖昧なのですが”ボーナスの告知方法によって連チャンを示唆する”というゲーム性も盛り込まれておりまして
節目のボーナスで連チャンを示唆する告知方法が来ると
脳内から変な汁が出てくるという面白さもあったのです。
・・・本当にNETは良い会社でした。
サプライズの後にも”ZET”や”BJシリーズ”
さらには”賞金首”なんかも開発しましたのでね・・・
・・・NETさん、えな子は無いでしょ。
BJブランドはそんなに安いものだったんですね・・・
・・・以上、NETの復権を願うパチスロファンの思い出話でした。
それでは!
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