確率変動搭載機？！　『必勝！金閣寺物語』を打っていた時の事

2020/09/20
11:42

現在は全国的にパチンコ屋さんが縮小傾向でして

聞くところによると、全国のパチンコ屋さんは1万店舗を下回り

その数は8800店舗ほどまで落ち込んでいるようですね。

2000年前後の”パチンコ全盛期”時代は

全国のホール数がおよそ１１０００店ほどありましたので

実に２０～３０％ほども減少していることになります。

僕の地元も昔は

『徒歩3分圏内にパチンコ屋が乱立』

している状態でして

10代の頃の僕は

友人の家にいて、暇になったらパチスロに行ったり

ゲームセンターに居てやる事が無くなったら中抜けしてパチンコを打ちに行く

そんな行動パターンを取る事が多かったんですよ。

・・・完全に依存症ですね。

僕の友人に、僕の出身の中学校から徒歩3秒の所に住んでいる子が居まして

その子の家は僕らの溜まり場的な存在になっていたんですよ。

その家の親御さんも寛容な方でして

溜まり場と化している事に文句を言わないどころか

休みの日には僕を釣りに連れて行ってくれたり

時にはパチンコも一緒に行く・・・

そんな素敵なおじさんだったんですよね。

母親さんの方も面倒見がよく

育ち盛りでいつも腹を空かせていた僕らに

夕飯時になるとご飯を作ってくれるどころか

成人した後にその友人宅に泊まり

朝になって仕事へ行こうとすると・・・

なんと！お弁当まで持たせてくれる。

そこはとんでもない優しさに溢れた家庭だったんですよね。

そんな居心地が良い家でしたので

当時の僕らはずっと入り浸っていたのでした。

僕らはそこの家に居る時は、ゲームをしたりして過ごしたり

4号機のアレックスを早めに入手していましたので

アレックスを回して遊んだりしていたのですが

そんなある日、友人が1本のゲームを入手してきました。

当時は”アルゼ王国”などのパチスロゲームが多く発売されていたのですが

※アルゼ王国　現在のパチスロアプリに近い。

オート機能や強制フラグなどの機能も完備され

複数タイトル収録されている。

そんなメジャーなタイトルではないパチスロのゲームを発見した友人の一人が

喜び勇んで僕らにゲームを手渡します。

そのゲームタイトルは

『CR金閣寺3』

でした。

©パチスロ必勝ガイド　PS用ゲーム”CR金閣寺3　”

このゲームはご存じが無い方が多いと思いますが

後に、このゲームのパチスロがストック機として実際に

『必勝！金閣寺物語』

というネーミングでホールに導入されます。

実際にホールで稼働した金閣寺は

『ザクザク千両箱』

のような、ループ物のストック機になっていまして

©山佐　ザクザク千両箱

”揃う7の種類によって確変かどうかが決まる”という事と

雑誌が原案を出したパチスロ機というくらいが取り柄で

ゲーム性としては取り立てて特徴が無い

平凡な台の一つだったんですね。

・・・しかし、ゲームの方の金閣寺は

当時の僕らが知りえた”パチスロの仕組み”その全て詰め込んだような、

もう無茶苦茶な仕様になっていましたので

当時の僕らはゲームであることも忘れ

ひたすら金閣寺を回していました。

ゲームの金閣寺は”パチスロでありながら確変機である”という特徴の他に

なんと”30枚小役がある”という特徴もありました。

・・・そしてうろ覚えですが、小役の集中や複合役なんかもあった気がします。

僕らは実際のホールでは味わえないあり得ない挙動に大喜びしていました。

こんな感じで、僕の地元では金閣寺がアイドルになったので

実際に金閣寺がホールに導入されると聞いた時はざわつきましたｗ

©高砂　必勝金閣寺物語

・・・しかし、ゲームの金閣寺を実機で再現するのは不可能でしたので

僕がホールで金閣寺を打ったのは、導入時に軽く触っただけで

ガッカリした印象だけが残っています・・・・

高砂のストック機は個人的に好きでしたので

高砂にもガッカリしました。

・・・その評価はナイルパニックで戻りましたがね。