・・・当時のホールのラインナップ紹介はここら辺にして
たまちゃんファイトを友人と打っている時に
僕らに都合の良すぎるアクシデントが起きた話を紹介していきましょう。
・・・当時のホール営業の主流は
”4円貸し➡3円交換”
や、それよりも交換率が低い2円交換のお店の方が等価交換のお店よりも多かったんですよね。
※地域性にもよります
・・・そんな訳で当時のホールは台の回転率を落とさず営業し
『換金ギャップで儲ける』
という営業スタンスを取るお店もかなり多かったんですよ。
・・・そして、その流れを受けて
当時のパチンコ店は
『ラッキーナンバー制』
という、サービスを導入しお客さんを呼び込もうとしていました。
※ラッキーナンバー=特定の図柄で大当たりしたお客さんには
『本来は大当たり3回交換』
と取り決められているホールのルールを無視し、持ち玉で無制限で遊ばせる
・・・そして、”ラッキーナンバー”の名残が
パチンコの大当たりラウンド中の
『揃った絵柄と揃ったラインを知らせる演出』
なんですよ。

※画像はカニが斜めに揃ったよ、という意味ですね!
当時のホールは大当たり中のお客さんの演出を見て
ラッキーナンバーの特権を与えたものであります。
・・・話を戻そう。
そんなこんなで、当時はパチンコの釘が甘かったので
羽根物も相当遊びやすい調整だったんですよ。
・・・むしろ、羽根物単体では負けることの方が珍しく
こと、ファインプレーに関しては
『大当たりまでに500円を4枚を使えばハマったと感じる』
僕が通っていたホールはそれほどに甘い調整だったので
2000円の投資でドル箱を満タンにするなんて現象は朝飯前だったのでした。
※当時のドル箱は2000発以上盛れます
・・・こんな景気の良い話をすると
皆様からは
「そんな調整の台だらけで負ける人が居るの?」
という声も聞こえてきそうなものですが・・・・
・・・当時のパチンコ屋さんがそれでも営業できていた理由に
『等価交換じゃないのにやたらと現金を使う老人』
そんな感じで、お金をばら撒くお客さんが多かった事もそうなのですが
甘い台の恩恵を受けていた側の僕らも
羽根物で出玉を簡単に獲得できるからといって
その出玉を毎回流したりはしていませんでしたからね。
僕らはホールに
『遊ばせてもらっている』
という意識が有ったので
ホールの善意を利用して私腹を肥やすようなことはしなかったです。
・・・今の打ち手なら”期待値!”とか難しい事を言い出して
狡く出玉を流し
ホールの”遊んでもらおう”という意図を潰してしまうと思いますけどね。
・・・当時はお客さんとホールで良い関係が出来ていたんですよ。
いつの時代も”自分だけ助かろうとする奴”が
他者の善意の行動を潰していくのです。
関連記事:過疎店のサービスを潰してしまった話・・・さて、当時は甘い調整の羽根物がホールには数多く設置されていたのですが
僕たちの仲間内ではそれらの台を
『大負けした後のCR機への繋ぎ』
として使う事も多かったんですよ。
・・・というのも、当時の僕たちは連れ打ちをする事が多かったので
➡パチスロで3万円ほど負けてしまったが、一緒に来ている友人がまだ打ち続けている
➡羽根物で1箱作る
➡流せば良いのに、その出玉で源さんで勝負する!!
敗者にはこの様な流れが用意されていたという訳なんですよね。
・・・”CR機で大逆転作戦!!”はほとんど成功しなかったですけど
負けた後の暇潰しとしては優秀でした。
・・・そんな活動を繰り返していたある日
僕の友人がパチスロで大負けをしたのですが
まだ打ち続けている僕を待つために
冒頭で紹介した”たまちゃんファイト”を打って時間を潰すことにしたんですよ。
・・・そして、”ファインプレーよりもたまちゃん派”の友人は台を打ち始めるのですが
どうも様子がおかしいんですよね。

©アスキー
・・・僕が友人の姿を見に行くたびに
友人の出玉がグングン伸びていっているんです。
・・・それも、なかなかの速度で。
・・・先ほども説明しましたように
当時ホールに設置されていた羽根物の調整は甘かったので
”15Rに片寄った”
と考えると、それほどおかしくない出来事なんですが・・・
・・・そういうレベルではなく出玉の伸びが尋常じゃないんです。
・・・そんな訳で僕は
「凄いね、15ラウンドばっかり来ているの?」
と、友人に出玉が伸びている理由を尋ねると
・・・友人曰く
「この台、羽根が開きっぱなしなんだよね」と言うではありませんか。
・・・しかし、そうは言いましても
たまちゃんファイトは羽根が開くときに
「ピーッ」
という笛のような大きな音がしますので
もしも、友人が言うように"たまちゃんが常に御開帳"されていたとしても
聴覚の面で店員さんに気付かれてしまい
すぐに打つのを止められますよね?
・・・しかし、さらに友人曰く
「羽根の解放時に音がしないどころか、店員が来たら羽根が閉まる」と言うではありませんか。
・・・どう考えても信じられませんよね?
当時の僕も、友人の言葉をにわかには信じられませんでした。
しかし、その後友人が
「とりあえず離れてくれ、怪しまれたくない」
というので離れた場所から見守っていると・・・
・・・彼の打っていた台は、たま~に羽根の開放音が鳴る事も有ったのですが
店員さんが近くに来るとその音は消え
店員さんが離れていくとまた開放音が鳴り始める・・・
・・・こんな都合が良い事が起きてしまったんですよねwww
人生で一度ですが、こんな事も有ったんですよ。
・・・僕と経験をした人は
流石にいないですよね・・・?
とにかく、こんな嘘くさい嘘を垂れ流すほど暇ではないので
今回の話も100%実話なのです・・・
・・・友人が打った”たまちゃん”には裏ROMでも仕込まれていたのでしょうか?
昔のパチンコって
普通に考えると絶対に起きないような事象でさえも
まずまずの頻度で起きてしまうから面白かったですね。
(意図的なモノも多いのですが)
皆様も面白い経験が有りましたら
twitterやコメントで教えてください!
それでは!
- 関連記事
-
スポンサーサイト