夜の街にはびこる『客引き』の実態

2020/06/18
16:06

今回のお話をするにあたり、一つ事前に説明しますね。

まず、皆さんが”客引き”と思っている人には2種類のパターンがありまして

１つ目が『お店の前でお客さんを呼び込む人』のパターン。

・・・これは厳密にいうと”客引き”ではなくて

そのお店で働いている従業員が『呼び込み』をしているだけなので

サービス後に法外な料金を請求されるパターンは少ないでしょう。

・・・もちろん、例外もあるので注意が必要ですが。

２つ目が『店舗に雇われて”バック”を受け取る客引き』というパターンですね。

このパターンの特徴として、繁華街の中心部など、人通りの多いところでお客さんに話しかけ

どんどん怪しい所に連れていかれる・・・

こうなると、”ボッタくり”の危険性は途端に大きくなります。

あくまで一例ですがね。

そして、”客引き”というものは大体のパターンが

キャバクラなどの”お酒を提供する場所”にお客さんを連れていくことが多いのですが

風俗店にも、お客さんを連れていくケースがあるのです。

・・・これが結構えぐいんですよｗ

あいつら客引きは、お店を構えるでもなく

ましてや、お客さんの事を接客するわけでもないのに

一番実入りが多いですからねｗ

どういうシステムで彼らがお金を得ているか、例を紹介しましょう。

・・・まず、客引きはお店と契約します。

『お客さんを一人連れて行ったら、いくらで受け取ってくれるか』

という契約ですね。

風俗店が

「じゃあ６０分コースで一万円！」

とか言いますよね？

・・・そこからが客引きたちの腕の見せ所なんですよ。

客引きは風俗店に一万円払います。

逆に言えば『一万円以上はすべて客引きの利益』ということですね。

なんで、彼らは無茶をするんですよｗ

彼らには”定価”とか”正規の料金”なんて概念は無く

「このお客さんだったら３万円は出すな！」

と思ったらめっちゃ攻めるんですよ。

・・・そして、客引きはいきなりお店に連絡をくれるんですね。

そのいきなりの電話は、客引きがお客さんの前で演技混じりに掛けてくるんですが

ぶっ飛んだ値段をいきなり言われてビックリすることも多々ありましたｗ

・・・あまりにも法外な値段の時は僕らは断っていたんですけどね！

付き合いで契約していただけだったので、受けるのが嫌な時は断れたんですよ。

ある時、お店に客引きからいきなり電話がありまして

客引き「おはようございます！○○ガイドの高橋です！現在一名様ご案内出来ますか？！」

みたいな感じで、さも”無料案内所”の店員を装って

お客さんの前で電話してくるんですよね。

・・・その時は暇だったので僕は

「オッケーですよ、お待ちしてます」

と受け答えしたのですが、その後に客引きが

「ありがとうございます！それでは一名様６０分７万円でお願いします！」

と、聞いたことがないような値段を言い出して目玉が飛び出ちゃいましたｗ

・・・だって、僕が当時働いていたお店の６０分コースの料金って

たかだか２万円くらいですよ？

あいつらどういう神経でそんな値段を言えるんですかねｗ

ほんと舐めてますよ。

一人のお客さんを騙して一気に３千枚（等価）もゲットしようとしているんですからね・・・

流石に断りましたねｗ

「すいません、みんな延長しちゃって・・・」

とか言い訳をして。

みなさんは客引きには付いて行ったらだめですよ～。

・・・って、何年も前から言われてることなのに

いまだに客引き被害は後を絶たないんですよねｗ

なんでなんでしょうね？

振り込み詐欺も然りなんですけど減りませんね・・・

きっと「俺だけは大丈夫」なんて思っているのかもしれませんけど

確実に損してますからね！

・・それくらい気にしないと言うなら、なら止めませんが

思わぬ事件に巻き込まれる可能性もありますので、客引きにはくれぐれもご注意ください・・・