ゴト師、ヤ○ザにバレて会議を開く。

2016/01/09
10:30

バレたというか、

『限りなく黒に近いグレー』

の状態だったのですが

そこはさすが

『反社会的組織』

力業でこちらに非を認めさせようとしてきました。

そしてそれを受けて僕らは緊急の会議を開くことになりました。

僕らのリーダーが喋ります。

「皆も知っていると思うけど、○○組にバレてどうしようも無い所まで来ている。
というわけで、相手の要求とこれからの方針を発表する。」

とのことです。

どうやらもうこれからどうなるかは決まっている様子

僕は

「納得できない事が有ったら辞めれば良い」

位に思っていました。

リーダーはこう続けます

「これから半年間、組の打ち子としてホールに入り上納金を納める。
これは決定事項だ。
そして今いる全員、これに参加をしてもらう。」

と、言いました。

…これはめんどくさそうです。

僕はヤクザが嫌いなんでね。

そしてリーダーが続けます

「条件はかなり変更になる、まず一回打ちに行くと一律15000円の支給になる。
あとは出玉5000枚につき+3000円だ」

…これはマズイですよ

今までは一回AT機を打てば労せず5～6万円以上のお金になっていたのに

大幅な減額です。

このときの僕はこの程度のお金で拘束されるのは絶対に許しがたいというか、納得できず

「よし、ブッチしよう。」

とも思ったのですが

どうやら話を聞いていると、この条件を満たせない場合は本気でリーダーと設定師がヤバイようです。

あえてどうなるかは言及しませんが

相手の組織は皆聞いたことのある組織というばかりか

『某海外の組織』

とも関わりがあり、その海外の組織は相当ヤバイのです。

何故こんな情報が僕らに入ってくるのかというと

まず、設定師とリーダーは親戚関係なんですね。

そして、リーダーは設定師の人と組みの人との

『仲介』

をしてマージンを貰っていたのです。

これは、設定師が

「直接悪い人とは関わりを持ちたくない」

という方針だったらしく、組の人がホールに入るための条件だったらしいです。

そして更に、組の人は

『リーダーの地元の人間』

で、先輩に当たる人らしかったのです。

そしてややこしいことに

『組の人の幼馴染み、友人が大勢僕らの組織にいる』

そんな状況だったのです。

そして僕らの活動をしている間も

僕らの組織の人は活動を伏せ

組の人と話す機会も有ったと言います。

彼等の情報が入ってくるのは良いことだったのですが

普段仲良くしているのにやっていることは

『裏切り』

にも近い行為ですよね？

僕の直の上の人も組の人と仲が良かったらしく

新たな条件

『半年間の上納』

を満たさなければどうなるかは分かりません。

そして僕自身も末端とはいえ

何年にも渡り受け取った金額は何千万円にもなります。

これは

「受けた恩義は返そう」

と思うには充分な額と考え、

皆の身の安全のためにも全員で参加をするという結果に満場一致で落ち着いたのです。

そして

『第２のサクラ生活』

がスタートするのですが

ここからの僕らは今までよりもモチベーションも下がり

当然ですね、金額が大分違います。

またも重大な事件が発生するのです…

続く

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