【パチスロ4号機】 前人未到のセールス記録を樹立した”アノ台”の裏モノのお話
- 2022/03/25
- 21:55
リンク:4号機時代のお話し
・・・今回のお話をする前に
少しだけ、4号機時代のパチスロ事情を紹介していきます。
まず、パチスロの4号機というものは
裏モノが一掃された事などで
当時ホールに設置されていた”3号機”の人気が落ちた事から
その動きを受けて
・リプレイの実装
・コイン持ちの改善
・Bタイプマシーンの実装
上記のように内規を変更し
1992年に設置が開始されました。
・・・そして、記念すべき初の4号機は
現アルゼ傘下の”ECJ”が発売した
”チェリーバー”
という機種だったのですが・・・

©ECJ(エレクトロコインジャパン) チェリーバー
【BIG確率】
設定1 1/341
設定2 1/303
設定3 1/287
設定4 1/268
設定5 1/264
設定6 1/264
【SIN集中確率】
設定1 1/1365
設定2 1/1365
設定3 1/1260
設定4 1/1170
設定5 1/910
設定6 1/910
・・・4号機の発売当初には
「まどろっこしい!」
という理由から
リプレイフラグは打ち手から不評を買っていたそうです・・・
・・・そして、4号機が設置された当時は
パチスロの認知度は現在のそれよりも格段に低かったので
パチスロがホールに設置されている割合は
どこのお店でも設置台数の30%未満だったと聞きます。
・・・そんな理由もあり、4号機時代の初頭に設置されたパチスロは
4号機の販売台数ランキングで上位に食い込むことは難しいのですが・・・
【4号機 販売台数ランキング】
順位 機種名 発売年数 販売台数
1位 北斗の拳 2003年(平成15年) 62万台
2位 北斗の拳SE 2006年(平成18年) 34万台
3位 押忍番長 2005年(平成17年) 26万台
4位 吉宗 2003年(平成15年) 26万台
5位 ニューパルサー 1993年(平成5年) 23万台
6位 アイムジャグラーEX 2007年(平成19年) 20万台
7位 大花火 1999年(平成11年) 20万台
8位 北斗の拳世紀末救世主伝説 2011年(平成23年) 17万7千台
9位 アラジン2エボリューション 2005年(平成17年) 15万台
10位 獣王 2000年(平成12年) 14万台
・・・上記の販売台数の5位に入っている”ニューパルサー”という台は

©山佐 ニューパルサー
まだパチスロ黎明期とも言える4号機中期において
なんと、23万台ものビッグセールスを記録した機種ですから
当時ホールに設置されていたパチスロは
ほとんどがニューパルサーだったと言っても過言ではないでしょう・・・
(知らんけど)
・・・そして、4号機時代に
ユーザーから怖ろしいほどの人気を得たニューパルサーですから
設置当初は”裏モノ化”という選択肢はほとんどなかったのではないでしょうか。
というのも、そもそも裏モノというものは
『ノーマル台のゲーム性では物足りないので
後付けで、荒い出玉性能を付加する』
という趣旨でチューンナップされることがほとんどなのです。
・・・そんな訳で、先ほども申し上げましたように
ノーマル台でも爆発的な人気を誇っていたニューパルサーは
若造の僕が知る限り
設置が開始された段階では裏モノの存在を確認する事が出来ませんでした。
・・・しかし、ニューパルサーの導入からしばらく経つと
派手な付加機能が付いたパチスロがホールに蔓延し始めまして
ニューパルサーの影はどんどんと薄くなっていきました。
そんな訳で、4号機の中期が過ぎた頃
人気が落ち始めたニューパルサーにテコ入れをするべく
とうとう”裏モノ化”の波が押し寄せたのです・・・
・・・それでは、早速チューンナップされたニューパルサーのゲーム性を
箇条書きで紹介していきます。
・チェリーの集中的な出現が前兆
(ビガーなどの機種のように完全に連続出現する訳ではない)
・コイン持ちはマイルドにカット (千円当たり28Gほど)
・連チャンは長くても6連チャンほど (ほぼBIG)
・BIG中の小役もカット(?)
・・・僕が住んでいた地域の
裏ニューパルの特徴は上記の様な感じだったのですが
裏モノという機種の性質上
他の裏モノと同様に
裏ニューパルのゲーム性にも地域差があると思います。
・・・そして、上記の仕様を見たキッズたちは
「そんなマイルドな仕様ならノーマルでも良かっただろ!」
と感じると思います。
・・・”浅い”ぜ?
・・・裏モノという物はね
なにも”出玉性能”だけがゲーム性じゃないんだよ。
ってか、そもそも
ニューパルはノーマルでもゲーム性が完成されていましたから
そこにほんの少しの”前兆”というスパイスが加わるだけで
どエラい楽しい台が完成してしまったんですよ。
・・・ニューパルは狙いどころ次第で
”チャンス目主体のゲーム性”
になってしまいがちだったのですが
”チェリー前兆”
というスパイスが加わる事によって
普段はそれほど熱くない出目でも信頼度が増幅します。
・・・そして、肝心な事は
爆裂機が登場した後の4号機中期以降にニューパルを打っていた客層は
”マイルド思考のお年寄り”
という方たちがほとんどでしたので
彼らのニーズに応えるためには
ガリガリに尖った出玉性能は必要無かったんですよ・・・
・・・そんな裏ニューパルと僕の関係性は
もうね、完全に趣味でした。
というのも、当時 僕の住んでいた地域に設置されていた裏モノのは
ほとんどが”状態モノ”や”リプレイ前兆”の機種でしたので
純粋な小役前兆の裏モノを打つためには
今回紹介したニューパルや
・ハイビ
・チェリー前兆ハナハナ
を打つしかなかったんですよね。
(スイカ前兆の機種もありましたが、ゲーム性が状態モノに近いですからね)
・・・そして、ハイビなどのパイオニア系の台は
”完全告知機”
に分類される台でしたので
・・・なんというか、ゲーム性がアメリカンじゃないですか。
「ほら(?)来た!」
的なね。
・・・その点、ニューパルの裏は
ガリっとボーナスが確定する時もありますし
モノホンなのか際どいチェリー出現率の時にチャンス目が成立し
最後までドキドキ出来る”チャンス告知”的な楽しみ方も出来ましたから
当時の僕はニューパルの裏を打つために
駅が3つほど向こうのホールまで遠征をしていたんですよ。
・・・そして、チェリー前兆のニューパルの設置後
ノーマル台のニューパルと同様に
裏モノの世界でもニューパルの後継機が次々に生まれていくのですが
そのお話は次回に持ち越すとしましょう・・・
・・・また読んでくださいね
それでは!
- 関連記事
スポンサーサイト


人気ブログランキングへ
