【パチスロ4号機】 1999年2月に発売された4号機の思い出
- 2022/02/03
- 22:05
・・・今回は4号機時代の思い出を紹介します。
1999年の2月の出来事といえば
日本ではドコモの”iモードサービス”がスタートし
世界的に見ると
ヨルダンの国王が無くなったという出来事が起きた時期でした。

※イメージ画像
・・・いやあ、懐かしいですね。
その時の僕は まだ10代の若造だったのですが
人気の有る携帯電話の機種を転売するために
色々な電気屋さんを駆けずり回ったり
当時は音楽CDが全盛期の時代で、中古価格が高騰していましたから
お店ごとの換金ギャップ(?)狙いで
たくさんのCDを仕入れ
CDの横流しで生計を立てていました。
・・・当時の音楽CDの中古価格は
各お店の在庫次第で変動する事が大いにありましたから
「ゲオでは安いがツタヤでは高い!」
そんな現象が起きることが有ったんですよ。
・・・そして、その差額は大きくとも100円~200円くらいだったのですが
音楽CDを100メートル移動させるだけで
数千円の利益を生みだすこともありましたので
まだ10代半ばだった当時の僕は
小銭欲しさに格安の錬金術を繰り返していたのでした。
・・・当時はグローブやミスチル
そして、ビジュアル系ロックバンド2大巨頭の
・GLAY
・ラルク
それらのバンドのCDの買取価格が高かったですよね。
※地域差あり?
・・・先述したバンドたちのCDは
新品の価格が3000円ほどなのですが
中古価格でも2000円を超える高値で取引されていました。
・・・そして、音楽CDの横流しの小銭では満足できなくなった僕は
ある組織的な犯罪に手を染め始めるのですが
それはまた今度の機会にお話します・・・
・・・さて、日本の1999年の2月といえばそんな時代だったのですが
パチスロシーンでは一体どのような出来事が有ったのでしょうか?
発売された機種と共に振り返っていきましょう・・・
【1999年2月に発売された機種】
『嵐30 パイオニア』

©パイオニア
【BIG確率】
設定1 1/292
設定2 1/277
設定3 1/268
設定4 1/260
設定5 1/252
設定6 1/240
【REG確率】
設定1 1/655
設定2 1/655
設定3 1/655
設定4 1/655
設定5 1/655
設定6 1/655
【機械割】
設定1 93.2%
設定2 96.8%
設定3 99.0%
設定4 101.2%
設定5 103.4%
設定6 107.0%
※告知機能付き 純Aタイプ
・・・最初に登場する機種はパイオニア社から
”嵐‐30”
であります。
パイオニア社といえば現在では
”ハナハナシリーズ”
で有名なのですが
この頃のパイオニア社は
まだハイビスカス搭載機種を”シオサイ”しか世に送り出していません。
・・・ちなみに、パチスロライターの永遠の若手である”嵐氏”は

※嵐さん
・・・本名は五十嵐という名前だそうでして
この機種との関係性は無いと思われます。
『レーザー2 ベルコ』

©ベルコ
※ノーマルタイプ
【BIG確率】
設定1 1/269
設定2 1/256
設定3 1/245
設定4 1/241
設定5 1/241
設定6 1/241
【REG確率】
設定1 1/655
設定2 1/655
設定3 1/655
設定4 1/546
設定5 1/431
設定6 1/364
・・・お次はベルコ社から
”レーザー2”
の登場です。
・・・筐体、カッコよくないですか?
・・・ベルコ社といえば現在では
ビンゴシリーズなどの機種で有名かと思われます。
そして、本機種もビンゴなどの機種と同様に
”ブランク絵柄とセグでチャンスを演出する”
というゲーム性になっています。
・・・ビンゴのゲーム性で付加機能が付いていないパチスロというと
現在の打ち手は少し退屈に感じてしまいそうですが
僕にとってレーザー2は
何故かたまに打ちたくなる機種だったんですよね。
今になってその理由を考察してみると
レーザー2の筐体が好きだったという理由と
シンプルながら近未来を連想させる機種名が魅力だったのでしょうか?
・・・僕は”サイバー”ですとか”バイオ”ですとか
そういうカタカナに弱いんですよ・・・
・・・ほら、RPGゲームの代表とも言える”FFシリーズ”でも
魔法のバイオは有能だったじゃないですか。
・・・まあ、それは関係ないにしても
レーザー2は謎の魅力を持ち合わせたパチスロだったのでした。
『エルビス IGT』

©IGT
※Bタイプ 準大量獲得機
【BIG確率】
設定1 1/264
設定2 1/252
設定3 1/241
設定4 1/216
設定5 1/186
設定6 1/144
※REGは非搭載
・・・キタッ!
お次は当時のマニアックな打ち手をうならせていたメーカー
IGTからエルビスの登場です。
・・・エルビスは破格のボーナス確率を誇る台でして
取り分け、設定6のBIG確率は怖ろしく高く
機械割はゆうに140%をオーバーする
”万枚設定・エクストラ設定”
という仕様の台でした。
しかし、その反面エルビスは
”BIG中のリプレイ外しが出来ない”
という特徴も持ち合わせていたために
BIGの獲得枚数が安定せず
大量出玉を獲得する為には運の要素も大きい台だったのでした。
・・・そして、当時はリプレイ外しが出来ない機種が結構存在していまして
物理的にリプレイ外しが出来ない”デュエルドラゴン”ですとか
変則押しをする事によってメイン小役を取りこぼしてしまうので
必然的にリプレイ外しも出来なくなる”フライングアイズ”という機種もありましたね。
・・・しかし、後者の機種は
”リプレイの成立を予測し、当該ゲームは逆押しで消化する”
というオカルト打法も有効(?)でしたので
プレイヤーに妙な楽しみ方を提供してくれたのです・・・
・・・損をしないオカルトはパチスロを楽しむためのスパイスです
まあ、フライングアイズの場合は
目に見えていないだけで、実は損をしている場合もあると思うのですが
その逆のパターンもあると思うので
オカルトをやって良かったという事にしておきましょう・・・
・・・さて、そんなエルビスは
当時の僕にどんな影響を与えた機種かと言いますと・・・
・・・完全なる”未練打ち要員”ですよね。
当時の僕がエルビスを打つ時には
破格のボーナス確率を根拠(?)にし
さらに
”自分だけはBIGの獲得枚数を平均以上に取れる”
と、思い込むことによって
パチスロで負けた後に
”短時間で負けを取り戻す要員”
として活躍してもらいました。
”ミリオンゴッドの3千円勝負”
みたいな感じですね。
・・・しかし、そんなクソな立ち回りでも
なぜか作戦が成功する頻度が高かったので
もしかするとエルビスは
ホールに甘く使われていた可能性もあります・・・
・・・さて、どんどん機種を紹介していきましょう
『ヒート (山佐)』

©山佐
コンバットアームズ (タイヨー)

©タイヨー
『ブレージングスピリット (バルテック)』

©バルテック
『トリプルチョイス (バルテック)』

©バルテック
・・・思い入れの無い機種が来た!
山佐のヒートはレキオの系譜かな?
※レキオも1999年に設置開始
当時の山佐が発売していた機種には
ガリッガリの通好みの機種とポップな機種が混在していましたね。
『キングシャーク2 (オリンピア)』

©オリンピア
【BIG確率】
設定1 1/273
設定2 1/260
設定3 1/252
設定4 1/241
設定5 1/241
設定6 1/241
【REG確率】
設定1 1/655
設定2 1/655
設定3 1/655
設定4 1/655
設定5 1/529
設定6 1/431
『スノーキー (平和)』

©平和
【BIG確率】
設定1 1/282
設定2 1/273
設定3 1/264
設定4 1/252
設定5 1/245
設定6 1/241
【REG確率】
設定1 1/655
設定2 1/546
設定3 1/468
設定4 1/410
設定5 1/390
設定6 1/364
・・・来たわね。(死亡フラグ?)
初見の皆さんはポップな見た目に騙されてしまうかもしれませんが
”オリ平”のこの筐体の機種は本当に最高なんですよ。
・・・特に、スノーキーの方は僕がよく打ち込んだ機種でして
スノーキーは
”アーチ型ランプによるボーナスの告知”
が主なゲーム性の台なのでさらに誤解されやすいのですが
実は、この機種はバリバリに技術介入が効く機種でして
簡単な手順のBIG中のリプレイ外しなどをしっかりと遂行すれば
適当打ちの機械割よりも
設定6では7%も機械割のアップが見込める技術介入機だったんですよ。
・・・そして、スノーキーはその見た目通り
年配のお客さんやライト層に打たれることが多い機種でしたので
フル攻略で112%を誇る設定5の台でさえも
麻雀のタンヤオ位の頻度で打てる
素晴らしい状況の機種だったのです・・・
⇩以下YouTubeより
・・・うん、BGMも良い。
スノーキーはスロゲーセンで打ちたいと思うほどの機種では無いのですが
名機と呼んでもいい機種だと思われます。
『007SP (高砂)』

©高砂
・・・大丈夫ですか?みなさん。
この画像を見て絶頂しているんじゃないの?どうなの?
・・・この機種は本当に素晴らしい
なんと言っても、BGMと世界観が凄いんです。
当時の機種は本当に恐ろしいですよ
サウンドとリールと筐体だけで世界観を演出し
それが最高にカッコイイんですからね。
⇩以下YouTubeより
・・・上記の動画を少しだけ見ると分かると思うのですが
まず、007SPは完全告知機でして
ボーナスが成立するとバックライトが夕焼け色に変化し
効果音と共にボーナスの成立を告知してくれます。
・・・そして、その告知音はあたかも的に発見されたような
”ピコーン”
という音でして
告知後にボーナスを揃えるために目押しをすると
三連絵柄の停止と共に銃声が鳴り響きまして
戦いの幕開けを我々に教えてくれるのです。
・・・そして、BIGの開始と共に流れる音楽は
そこから起きる大連チャンを想像させるのにふさわしい
最高のオープニングテーマだったのでした・・・
・・・おっと
つい、裏モノ前提で話を進めてしまいました。
・・・そうなんです、007はノーマル台でも素晴らしいゲーム性を持った台だったのですが
それだけでは物足りない”欲しがり屋さん”達のために
各地で様々なバージョンの裏モノが開発されてしまう不幸な台でもありました。
そんな007の裏モノは
ノーマルに毛が生えた程度の性能のマイルドな仕様のものがほとんどだったのですが
やはり、世の中には限度と加減を知らない方も居まして
”ほぼ、ミリオンゴッド”
そんな感じのゲームバランスの裏モノも一定数存在していました。
・・・まあ、当時の僕は
007の出玉ではなくゲーム性に魅せられた小僧でしたから
彼がどんな姿に成長を遂げても愛し続けましたけどね・・・
・・・そんな007は怖ろしいことに
”設置の途中でバージョンが変わる”
という、他の裏モノでは見たことがない経験をさせてくれた台でもありました。
・・・その事に気付いた時は本当にビックリしました
だって、ある日から急にコイン持ちが悪くなったんですもん。
当時の僕は最初の数千円をノーリアクションで打ち続けていたのですが
投資を続けると、さすがにおかしいことに気付きます
以前と比べるとベースが低すぎるんです。
・・・そして、異変に気付いた僕が店内を見回すと
そこには小柄なナイスミドルのホールの重役が
こちらを見てニヤリとしている姿が・・・
『まさに確定告知!!』
・・・僕は悲しみに暮れました。
あんなに気の良い奴だった007が
一夜明けると
まるで極道になったような挙動をしているんですから・・・
・・・しかし、そんな僕の思いとは裏腹に止まらない右腕。
コインサンドに千円札を入れ続けるその動きは
まるでシュレッダーに紙を投入しているかのように早く
次々にお金が溶けてしまっていくのでした。
「・・・そんなあなたも好き」
じゃねえよ、バカ野郎。
・・・裏モノの設置はもちろん違法行為ですので
ホール側は大々的に告知をする事が出来ませんでしたから
当時はこのような悲しい光景をたびたび見ることが出来ましたね。
個人的にはパチスロにはこれくらいのアンダーグラウンド感があってこそ
魅力がある趣味になり得ると思うんですけどね。
・・・真っ白ってそんなに良いものなんでしょうか?
分からない事があると怖いのかもしれませんが
そこはたかがパチスロです。
台に命まで取られる事は有りませんから
分からない事を探す冒険も楽しいと思いますし
その行為にお金を使うという事も
たまには良いのではないかと?思っています。
・・・今年の2月のパチスロはどうなるのでしょうか?
注目して行きましょう。
それでは!
- 関連記事
-
-
【パチスロ4号機】 朝イチのモーニングと初代ロッキー 2022/02/14
-
【パチスロ4号機】 パチスロで借金の返済を目指すという試み 2022/02/12
-
【パチスロ4号機】 1999年2月に発売された4号機の思い出 2022/02/03
-
【パチスロ4号機】 飲み屋で働いていた女性スロッター2人組と 名機”インディージョーズ” 2022/01/22
-
【パチスロ4号機】 だんご3兄弟の思い出 (高砂:タンゴブラザー) 2022/01/04
-
スポンサーサイト


人気ブログランキングへ
