【パチスロ4号機】 だんご3兄弟の思い出 (高砂:タンゴブラザー)
- 2022/01/04
- 22:14
・・・皆さんは”だんご3兄弟”を覚えていますでしょうか?

©NHK だんご3兄弟
・・・だんご3兄弟は1999年の1月に
”今月の歌”
として、NHKが放送するテレビ番組で発表されたのですが
クセになるメロディーと愛嬌のあるキャラクターで
当時は大変なブームを巻き起こしましたね。
・・・そして、パチスロ界にも
”だんご3兄弟”
のブームに乗ろうとするメーカーが現れます。
そのメーカーとは、現在では
”鬼浜爆走愚連隊”
などの機種を発売している事で有名な
”高砂電機(現:コナミ)”
でした・・・
・・・現在の高砂は
一般ユーザーに受け入れられやすい機種を数多く輩出しているのですが
4号機時代の高砂は
マニアックでアンダーグラウンド臭の漂う機種を 数多くリリースしていたのです。
・・・そんな高砂が発売した機種の中には
僕が愛してやまない”007SP”や”サイボーグ009SP ”などの機種がありましたね。

©高砂 007SP

©高砂 サイボーグ009SP
・・・サイボーグ009は4号機後期に発売された
プチストック機能を搭載した正統派のパチスロなのですが
それとは対照的に、前身機である007SPは
ノーマル仕様でも大変面白い台だったのですが
裏の商人によって
各地で思い思いにチューンナップされまして
”裏モノ”
としてホールで活躍した機種なのであります。
・・・そんな感じで
4号機初期の高砂はアンダーグラウンド感が漂うメーカーだったのですが
そんな高砂が1999年に発売した機種こそが
だんご3兄弟をオマージュ(?)した
”タンゴブラザー”
だったのです・・・

©高砂 タンゴブラザー
⇩ノーマル機のスペック
【BIG確率】
設定1 1/264
設定2 1/252
設定3 1/241
設定4 1/231
設定5 1/221
設定6 1/211
【REG確率】
設定1 1/819
設定2 1/819
設定3 1/819
設定4 1/780
設定5 1/712
設定6 1/655
※超BIG偏向型のスペックになっています。
・・・どうですか?
完全にだんご的な見た目をしているでしょう?
タンゴブラザーのゲーム性を簡単に説明すると
実はこの機種、ゲーム性も当時の流行りに載った
”多ライン機”
という仕様になっていまして
枠下の横1直線も有効ラインとなっているので
そこに小役が揃うと払い出しを受けることが出来ると同時に
ボーナスも確定するという仕様になっています。
※小役揃いのリーチ目はボーナス成立後に出現
・・・さらに、タンゴブラザーは
多少の技術介入要素も持ち合わせておりまして
BIGを揃える時には
”3枚掛けで3つのBIG絵柄を同時に揃える”
という手順を踏むことによって
最大枚数の払い出しを受けつつ
BIGボーナスをスタートさせることが出来ました。
・・・ノーマルのタンゴブラザーのゲーム性はそんな感じでしたので
まあ、つまらないですよね。
そんな訳でタンゴブラザーは
全国各地で裏モノにチューンナップされていったのでした・・・
・・・それも超過激な裏モノにね!
・・・そして、僕が住んでいた地域のタンゴブラザーの裏モノのゲーム性は
”超BIG偏向型&コイン持ちが最悪”
というバキバキに尖ったバージョンでした。
・・・REGなんて物はほとんど来ないです。
詳しい内部仕様が分からないので推測になるのですが
タンゴブラザーのREG確率は
1/2500~1/3000くらいの確率だったのではないでしょうか?
そして、タンゴブラザーのREGは状態に絡むことが有りませんでしたので
まさに”100枚小役”といった扱いでしたね。
・・・むしろ、裏タンゴブラザーはコイン持ちが大幅にカットされていまして
※千円当たりのプレイ数は21Gほど
その分の機械割が連チャン性能に振られていましたから
連チャン突入率が恐ろしく高かったんですよ。
・・・まあ、初当たり確率は悪かったんですけどね。
・・・そんな訳で、タンゴブラザーは
ボーナスが成立するとほぼBIGじゃないですか。
って事は、打ち手の脳内では
”ボーナスが成立する=連チャンに突入する”
という方程式が成り立っていますので
ボーナス確定時にREGが揃うと
REGの払い出しで100枚ほどのコインが払い出されるのですが
そんな些細な払い出しよりも
当時の打ち手の中では
成立したボーナスがBIGじゃないというガッカリ感が勝ってしまい
まあ、腹が立ちましたよね。
・・・冷静に考えるとREGが成立したので得をしているのですが
そんな小さなことを考えている打ち手は
タンゴブラザーなんて打たないんですよね・・・
・・・そんなタンゴブラザー、
僕はまあまあ好きでしたよ!
当時の高砂の筐体は操作性が少し悪かったのですが
そんなクソみたいな筐体も
”裏モノを打っている”
というアンダーグラウンド感を味わうための良いスパイスでした。
・・・高砂の筐体は全体的に固いんですよね。
・・・しかし、当時の高砂の台は
そんな操作性のダメさ加減を補って余りある
”最高のファンファーレ”
を搭載していた台が多かったので
BIGを引いてファンファーレを聞くために
当時の僕は頑張って高砂の機種を打っていたのです。
⇩YOUTUBEより
※ファンファーレは1分40秒~
⇩ついでに007SPも見て下さい
※3:30~見ると良いですぞ
・・・ふう、良いですね。
007SPはボーナスのテンパイ音も気持ちが良いのです・・・
・・・タンゴブラザーはそんな感じの台だったのですが
1説によるとタンゴブラザーは
”設定が出玉に与える影響が少ない”
という噂がありましたね。
そして、タンゴブラザーは荒すぎる台でしたので
当時の僕は
彼と”ノーガードの殴り合い”なんて付き合い方はせず
”低投資で1回だけ初当たりを引いてやる”
という気持ちで付き合っていました。
・・・だいたい、300Gほど回してギブアップしていましたね。
そして、お察しの通り
そんな立ち回りではタンゴブラザーの初当たりをなかなか引くことは出来ないのですが
あんな台は宝くじを買うのと同じですからね。
・・・タンゴブラザーは青天井でしたので
投資を増やしたって当たるという確証はないですし
まあ、大体負けるんですよ。
タンゴブラザーで勝つためには
”確率を超越した初当たりのヒキ”
というものが必要でしたから
結局は、初当たりを素早く引かなければならなかったので
粘ったって意味が無い台でしたからね・・・
・・・今回はそんな感じです
タンゴブラザーはレトロ感が有ってステキな台でしたよ。
そして、タンゴブラザーを発売した後の高砂は
”赤光の剣”
という問題作を世に送り出すのですが・・・

©高砂 赤光の剣
・・・赤光の剣を発売した後の高砂は
悲しいことに、毒にも薬にもならない機種ばかりを開発するようになっていきます。
そして、その後の高砂はパチスロ部門の業績が芳しくなかった事から
コナミアミューズメントに吸収されることになるのです・・・
・・・予期せずパチスロの歴史を紹介したところで
今回はここまでとします。
暇だったらまた覗いてくださいね
それでは!
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