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【パチスロ4号機】 花火百景の思い出




このたび、アルゼ社から”花火絶景”がリリースされる事が決まったので

今回は”花火絶景”の前身機である

4号機の”花火百景”の思い出を紹介していきたいと思います。




パチスロ画像 アルゼ 花火百景 
©エレコ 花火百景 ※2003年設置開始





・・・花火百景は4号機大量獲得機の花形である

”大花火”

の後継機として登場しました。



花火百景と大花火はリール配列が全く一緒なのですが

大花火では演出を”鉢巻リール”と呼ばれる4thリールで行われていたのに対し

花火百景では液晶上で演出を行うという変更点がありました。





・・・4号機時代の4thリール搭載機といえば

山佐の”シーマスター”が有名ですね。



パチスロ画像 シーマスター
©山佐 シーマスター ※1999年設置開始





・・・大花火はシーマスターの発表後

数か月が経った後に発売された言わば後追い機なのですが


実は、花火百景も

4号機時代の全面液晶搭載機の完成形である

”ネオプラネット”

の後塵を拝した後追い機種だったんですよね。




パチスロ画像 ネオプラネット
©山佐 ネオプラネット ※2002年設置開始





・・・まあ、一般市民にはアルゼ社が後追いをしているような格好に見えますが

実際の所は、山佐の方が市場に遊技台を送り出すのが早かったけど

アルゼ社の開発の方が早いなんて可能性もあるんですけどね・・・




なにしろ、当時のアルゼは

4号機時代の初期には天下を取っていたものの

新基準機の開発では他のメーカーに大きく後れをとっていたのでした。








・・・ネオプラネットの発売から数か月が経った頃に発売された花火百景ですが

前身機である大花火のイライラポイントをいくつも解消してくれましたし

ゲーム性も掛け値なしに面白い台でした。




大花火の演出は良くも悪くもアナログでしたので

鉢巻リールが止まるまでにラグが生じたりですとか


導入後しばらくすると

”鉢巻リールが止まらない”

なんて不具合も発生したんですよね。




・・・まあ、それも遊技台の味でしたし


鉢巻リールで演出を発生させる事によって

”リールの回転方向で期待度が異なる”

なんて演出を作る事も出来ましたしね。







・・・それでは、液晶搭載機の花火百景は

どのように小役ナビの期待度を調整していたかと言いますと・・・


”異なる停止リールで小役ナビを発生させる”


という手法で期待度を煽っていたのでした。






・・・花火百景の小役ナビは

第三停止まで成立役が分からない”山”などのフラグは

早めに小役ナビが発生した方が熱いという特徴があったのです。





・・・そして、花火絶景は

液晶搭載機という特徴を最大限に生かし

”チャンス予告”

も採用します。



【液晶演出の対応役】

・ロケット花火→リプレイor6枚役
・流星→ハズレ以外の全役
・UFO→ハズレ
・UFO群→ハズレ (大チャンス!)
・ねずみ花火→10枚orチェリー
・ロケット→6枚役
・とんぼ花火→ハズレ






・・・さらに、花火百景では


”チャンス予告の複合演出”


も発生しますので


ハズレの予告と小役ナビが複合する事によって

リールを停止する前にボーナスが確定するなんて事もありました。







・・・そして、花火百景の最大の特徴は

美麗な液晶演出を生かすために搭載された

”演出用RT”

の存在ですね。



花火百景はボーナス成立後

1/2の確率でRTに突入するのですが


その時には一応

・UFO演出

・打ち上げ演出

という固有の演出に発展する事が多いのですが


基本的にはRTに突入したという告知はせず

通常プレイと同じ感覚で遊技は進みます。





・・・まあ、花火百景でRTに突入するという事は

すなわちボーナスの成立が確定しますので

RTの突入を告知するとゲーム性が崩壊してしまいますもんね。




・・・そんなRT中の演出である打ち上げ花火演出にも

様々な法則が存在していましたね。



打ち上げ演出の中には

”七絵柄をリール上に打ち上げる”

という演出が存在していまして


その演出は基本的には

”打ち上げた七絵柄が一直線に並ぶと確定”

という演出だったのですが・・・




・・・実はその演出には隠し要素である


”リール上の七絵柄と打ち上げた絵柄が並んでも有効”


という法則がありました。





・・・そんな訳で、当時の僕は

1枚掛けをする事でRT演出をキャンセルせず


リール枠内に出来るだけ7絵柄を停止させ

打ち上げ演出を有利に進めている気持ちになって楽しんでいました。




・・・そして、この演出は

七絵柄がリーチ目の形になっても成功扱いだったような気がします・・・


・・・例えば


・左リール下段に七絵柄

・中リール下段に七絵柄

・右リール上段に七絵柄


・・・のような感じですね

これはうろ覚えです・・・





そして花火百景のメインイベントといえば

僕は先ほど

”基本的にRTへの突入を示唆しない”

と、申し上げたのですが・・・




・・・実は花火百景にはRT滞在中を示唆する


”アーチランプ点灯演出”


という激熱の演出が存在します。




・・・そして、アーチランプ点灯演出こそ

台枠が光る以外はほぼ通常時と同じ演出が発生し


RTの上限である3ゲーム消化後に

いきなり熱い演出が発生しボーナスが告知されるという粋な演出なのですが・・・



・・・粋でひっそりとした演出が過ぎて

何度かボーナスを拾ったこともあるんですよね。



・・・当時の台は少し不親切な設計の台が多かったですよね


4号機のダイナマイトも

”全リール停止後しばらくしてからボーナス告知する”

なんて初見殺しをする台でしたね。



パチスロ画像 4号機 ダイナマイト 正規
©IGT ダイナマイト










・・・さて、演出面はこの辺にして

花火百景のスペックを見て行きましょう





設定1  1/399
設定2  1/381
設定3  1/348
設定4  1/315
設定5  1/282
設定6  1/240


設定1  1/862
設定2  1/819
設定3  1/712
設定4  1/630
設定5  1/546
設定6  1/481

<合成確率>
設定1  1/273
設定2  1/260
設定3  1/234
設定4  1/210
設定5  1/186
設定6  1/160

【機械割】
設定1  100.8%
設定2  103.5%
設定3  109.1%
設定4  115.9%
設定5  124.2%
設定6  140.6%

※完全技術介入時





・・・あ、甘~い!



・・・これはハンバーグ師匠もビックリの甘さですね。

花火百景は


”大量獲得機のプレッシャーに打ち勝ち

ビタ押しを100%成功させる”




・・・さらに、設定1の確率でボーナスを引きさえすれば

等価交換ではどんな状況でも勝てる台だったのです。





・・・さて、そんな花火百景ですが


ってか、花火百景というか

4号機時代のパチスロは

設定を告知する機能を基本的には搭載していないので


ほとんどの4号機はボーナス確率や減算値の差で

打っている台の設定を判断することしか出来なかったんですよ。





・・・そして、4号機中期に発売された

いわゆる”新基準機”になってからは


設定間で減算値に差が設けられている台も少なくなってきましたので

ボーナス確率で設定を判断するしかない状況が多かったんですよね。



CT機のアステカやビーマックスなどが

その最たる例ではないでしょうか?





パチスロ画像 アステカ
©エレコ アステカ 


パチスロ画像 アステカリーチ目




パチスロ画像 ビーマックス4号機
©アルゼ ビーマックス







・・・そして、この2機種は

小役確率に高低の概念があり

取りこぼした小役をカウントし後の補正してくれるという機能を搭載していたのですが


大花火などに代表される後発機種は

小役カウンターさえも搭載しておらず

”小役の取りこぼし=丸損”

になってしまいますので


当時の打ち手が大花火を打つ時には

小役の取りこぼしに細心の注意を図ったり


リールの制御によって

小役の払い出しが少なくなってしまう事に注意して消化をしていたのです・・・

※当時の台は停止位置によってチェリーの枚数が変わったりします






・・・話を戻しましょう。


当時の台の多くは

先ほど説明したような小役システムの台が多かったのですが


花火百景はそういった台たちとは一線を画し

設定6だけメイン小役である”三尺玉”に設定差が設けられていましたので


花火百景の設定6は

色々な面でエクストラ設定となっていました。



<通常時小役確率>


10枚役

設定1~5 1/11.3
設定6   1/10.2

リプレイ  1/7.2
6枚   1/99.9
チェリー  1/182.0





15枚   1/1.2
10枚  1/1024
6枚&チェリー 1/5461.3(同一フラグ)
JACIN  1/5.95
ハズレ  1/16384





・・・最近の打ち手がこの設定差を見ると

きっと”頭がおかしい”と思うのではないでしょうか?


実際、当時僕が花火百景を打っていた時も

設定6は体感でコイン持ちが違うように感じることが多かったです。





・・・そして、花火百景は

液晶上で過去数日間のボーナス履歴と小役確率が見れるので

設定6を履歴で後ヅモするなんて事も数回ありましたね・・・



・・・当時、僕が中規模店の見回りをしていた時に

総プレイ数は少ないものの

数日間の間、ポコポコとボーナスを引いている台の液晶履歴を見てみると・・・



・・・なんと、試行プレイは少ないものの

三尺玉の確率が1/9,6の台を発見しまして


その台を数百プレイほど打って好感触を得た僕は


「夕方から打っても旨味が少ないので

明日の朝イチから打とう!」



と、確実性のない無謀な賭けにチャレンジし


その時はたまたまお店側が設定を据え置いてくれまして

労せずして12000枚の出玉を得たという訳ですね。





・・・しかし、花火百景の液晶は

お店のカスタマイズ次第で見ることが出来る項目が制限されてしまいますので

お店の設定次第ではこんな状況は発生しない事もあったのでした・・・






・・・花火百景は楽しい、楽しかった。


僕は花火百景をお金を賭けることなく

ゲームセンターで無限に打つ事が出来ますね。


・・・むしろ打ちたいとさえ思います。





・・・パチスロの本当の名機という物は

お金を賭けずとも

ゲームとして楽しむ事が出来る台を指すのではないでしょうか?


出玉性能面で語られることが多い4号機ですが

4号機時代にも

ゲーム性で今の時代の台に負けない台が沢山ありましたよね。




・・・そんな花火百景の後継機である花火絶景は

一体どんな仕様で登場するのでしょうか?


続報が入り次第紹介していきます

それでは!
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