古き良き時代のホール店員と若き日の僕
- 2021/09/05
- 08:01
4号機時代のパチンコ屋さんの店員は
現在のそれとは比べ物にならないほどに粗暴なものでした。
当時のホール店員は
お客さんを怒鳴ったりする事は日常茶飯事でしたので
お客さんと店員の間でトラブルになる事も珍しくなかったのです・・・
・・・当時の僕は高校生の頃からホールに入り浸っているダメ人間だったのですが
そんな僕は
当時はホールで人権を認められていませんでした。
それもそのはず
本来はパチンコ屋さんに入店し遊技をする事が出来るのは
”満18歳以上”
という年齢制限が昔からありますので
まだ18歳になっていない僕らにとっては
パチンコ屋さんに入れただけでもありがたい事だったのです。
・・・そんな訳で、当時の僕は
”遊技台を一瞬だけ差し押さえする”
という
一般のお客さんなら許される些細な罪でも怒鳴られていたのですが・・・
・・・地元のホールに通っているうちに
叱られ続けていた僕たちにオアシスのような店員さんが現れます。
・・・その店員さんは当時の僕らよりも少し年上の方で
”新卒で入社した新人店員さん”
といった風情の人でした。
そして、その店員さんと話をしているうちに気付いたのですが
彼は”大”が付くほどのパチスロ狂のようでして
自分のお店が休みの度に
近隣のホールでパチスロを打っていたようです。
・・・そんな彼とホール外で出くわす時は
”地元の裏モノ設置店”
で会う事が多かったのですが
本来の彼のホームはまた別のお店だったようので
店外で彼と会う事はそれほど多くは無かったのでした。
・・・彼の名前を”店員A”としましょう。
そして、店員Aの特徴は
・めっちゃお喋り
・小柄
・キョロ充という言葉が良く似合う
・お調子者
・僕とは違うベクトルでパチスロが好き(全ツしまくり)
・・・上記のような感じでしょうか?
・・・特徴を箇条書きするだけだと
店員Aの事をウザいと思ってしまいそうですが
彼は上記の特徴が絶妙に絡み合い
なんとも言えぬ人当たりの良さを持っていたのです。
・・・パラメーターの振り方って大事ですよね。
・・・そして、店員Aはそんな特徴の持ち主でしたので
新卒でホールに入社した平社員だったにも拘らず
上司の心を上手く掴む事によって
店外秘のパチスロ台の裏事情にも精通していたのでした。
・・・そんな彼は僕に甘いパチスロや
一歩間違えるとゴトに繋がる情報をたくさん教えてくれました。
そして、僕が店員Aから聞いた情報で
現在でも検証をしてみたいと思うほどの
興味深い裏情報を教えてくれたのですが・・・
・・・その情報とは、以前の記事でも紹介した事があるのですが
”ダブルチャレンジのダブルアップ強制成功打法”
という物なのです。

©ロデオ ダブルチャレンジ ※2001年設置開始
【BIG確率】
設定1 1/440
設定2 1/437
設定3 1/434
設定4 1/428
設定5 1/400
設定6 1/238
【REG確率】
設定1 1/898
設定2 1/851
設定3 1/851
設定4 1/840
設定5 1/799
設定6 1/720
【AT確率】
設定1 1/420
設定2 1/377
設定3 1/314
設定4 1/272
設定5 1/254
設定6 1/210
※AT確率=1枚役確率
・・・ダブルチャレンジは
2001年にホールに設置されはじめたAT機なのですが
ダブルチャレンジの最大の特徴として
”手に入れたATのゲーム数を任意の倍率に賭けることが出来る”
というゲーム性を搭載した台だったんですよ。
【倍率抽選確率】
1.5倍 1/1.9
2倍 1/1.9
5倍 1/4.8
10倍 1/9.6
30倍 1/28.4
・・・そして、ダブルチャレンジは
1,5倍の倍率に挑戦した時は
”ハーフダブル扱い”
になりまして
失敗しても50GのATをゲットできるのですが
それ以外の倍率に挑戦した時は
”失敗するとATが無に帰す”
という特徴がある台でして
現在のホールに設置されている
”黄門ちゃま”
をレベル99にしたような台だったのです。
・・・そして、倍率と成功確率を見てもらうと分かると思うのですが
2倍~10倍は消費税がとられるのに
30倍だけは割が良くなっているんですよね。
【倍率抽選確率】
1.5倍 1/1.9
2倍 1/1.9
5倍 1/4.8
10倍 1/9.6
30倍 1/28.4
・・・ね?
きっとこれは
”そもそもの割が低いと
時間効率などが気になる30倍に挑戦する人が居なくなる”
という問題を解消したり
”閉店取り残し”
を加味した倍率のバランスになっているんでしょうね。
・・・ダブルチャレンジのゲーム性はそんな感じなのですが
肝心なのは”強制ダブルアップ成功”の手順ですよね。
その手順は店員A曰く
”倍率の決定の瞬間にセレクタエラーを起こす”
という手順らしいとのことだったんですよ。
・・・ダブルチャレンジで倍率を決定する時には
”ベットボタンを押すか、コインを投入しベットを完了させる”
という手順を踏んでダブルアップに挑戦するんですよね。
・・・そして、倍率アップ抽選開始時に
”セロハンテープを巻いたコインを投入する”
そうすると、セレクターがエラーを起こし
エラーから復帰した際に
ダブルアップが成功したゲーム数を得ているという挙動をするらしいんですよ・・・
※なんせ異物まみれのコインを投入すると良いみたいです
・・・あ~、試したい。
当時のサミー系の台はコピー打法や
インディージョーズの”二択必中打法”然り
誰かが得をする為に遊技台に埋め込まれたバグが多いので
ダブルチャレンジのバグ技も
まんざらガセネタじゃないような気もするんですよね・・・
・・・しかし、コピー打法などの情報は
現在もネット上にアップされたりしているのですが
ダブルチャレンジのネタの情報を今までにネット上で見たことがないので
ガセの方が濃い気もするんですけどね・・・
・・・とにかく、店員Aは
勤めているパチンコ屋さんの外で僕と会うと
聞いても居ないのに遊技台の裏情報を教えてくれたのでした・・・
・・・きっと、誰かに話したかったんでしょうね
それかみんなに話していたんでしょう。
・・・そんな彼とはネタの話以外にも
ホールのイベントの情報も交換していました。
当時のホールでは
条件付きで設定6を打てるイベントが沢山開催されていましたので
僕らの話題は
”もしも設定6を打てるとしたらどのような台選択をするか?”
という
まるで宝くじが当たった後のような
夢のような話題を話していました。
・・・とは言っても、当時のパチスロシーンは
Aー400タイプの台がほとんどでしたので
台毎のスペックの差は微々たるものだったんですけどね。
・・・しかし、イベント次第では
”対象機種の中から早い者勝ちで台を選ぶ”
というイベントもあったので
そんな時には普段から話している夢物語も役に立つのです。
※BIGを〇回引いた人から順に打ちたい機種を選べる等のイベントですね。
・・・そんなスロット談義をしていると
店員Aは僕に
「設定6だったらCCエンジェルもアリだよ」
と教えてくれました。

©メーシー CCエンジェル
【BIG確率】
設定1 1/287
設定2 1/273
設定3 1/264
設定4 1/256
設定5 1/248
設定6 1/241
【REG確率】
設定1 1/431
設定2 1/400
設定3 1/364
設定4 1/315
設定5 1/273
設定6 1/256
・・・CCエンジェルのスペックは上記の通りですので
減算値やボーナス中の獲得枚数が”コンテスト”でなければ
サクセションやサンダーV並みに甘い部類の台ですよね。
・・・ちなみに、Aタイプの教科書であるハナビのスペックは
⇩ハナビのスペック
【BIG確率】
設定1 1/297
設定2 1/277
設定3 1/264
設定4 1/252
設定5 1/244
設定6 1/240
【REG確率】
設定1 1/420
設定2 1/420
設定3 1/420
設定4 1/420
設定5 1/390
設定6 1/364
【機械割】
設定1 100.5%
設定2 103.8%
設定3 106.3%
設定4 108.8%
設定5 112.1%
設定6 114.3%
※フル攻略時
・・・上記のような感じで
オーソドックスなAタイプの機種はREG確率が1/360だったんですよ。
※ちなみに、BIG確率は規定と配列上の都合上
A-400の台は1/240がマックスです。
・・・しかし、サンダーVやサクセションなどのハイスペック機種は
⇩サンダーV ボーナス確率
【BIG確率】
設定1 1/293
設定2 1/273
設定3 1/260
設定4 1/248
設定5 1/245
設定6 1/241
【REG確率】
設定1 1/431
設定2 1/431
設定3 1/400
設定4 1/372
設定5 1/303
設定6 1/256
・・・上記の通りREG確率が1/256なんですよね。
これはメーシーのお家芸なのでしょうか?
・・・一応、サクセションも見てみましょう
⇩サクセション ボーナス確率
【BIG確率】
設定1 1/287
設定2 1/283
設定3 1/273
設定4 1/264
設定5 1/252
設定6 1/241
【REG確率】
設定1 1/585
設定2 1/546
設定3 1/497
設定4 1/455
設定5 1/410
設定6 1/364
・・・全然1/256じゃねえじゃねえか!
・・・なんとなく気付いていました。
でも、サクセションは当時の台の中でも
最高峰に甘いと言われていましたので
きっと、BIG中の獲得枚数や
減算値が甘くてコイン持ちが良かったんでしょうね・・・
・・・事実、早い者勝ちイベントでは
サンダーVとサクセションのどちらかがすぐに売り切れていまして
ハナビやコンテストたちは最後まで残っていました。

©アルゼ クランキーコンテスト ※BIG絵柄オールスター
・・・そして、店員AはCCエンジェルを推してきたのですが
僕は最後までCCエンジェルの設定6を打つ機会がありませんでしたので
CCエンジェルのゲーム性もほとんど知る事は無かったのでした・・・
・・・ここでCCエンジェルのリール配列を見てみましょう。

※リール配列
・・・う~ん、これはなんとも言えない。
左リールは”シベリア”だかっていう名前の犬の台に似ているのか?
それともタコスロに近いと言うべきか・・・
・・・当時の打ち手はチェリー落としで消化していたんだろうか。
とりあえず右上がりテンパイは強そうな配列なのかな?
とにかく、僕は少しでも打ったことがある台の事は覚えている方なのですが
ビーバーXとこいつの事は頭から消え去ってしまいました・・・
・・・そして、CCエンジェルはこのたびアクロスによってリメイクされ
11月にホールに設置されることになるのですが
・・・見ての通り、CCエンジェルのリール配列は
ハナビなどのように単純な配列ではなく
どちらかといえばゲッターマウスなどの台に近いので
”ゲーム性を殺して変則押し”
をする人が多くなってしまいがちですよね。
・・・みなさんは順押しに飽きてから
変則押しにステップアップしましょうね。
今回はここまでとします!
それでは!
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