5号機の名機 [ダンス☆マン]
- 2021/08/31
- 21:47
パチスロが5号機時代に突入すると
4号機時代に通用したハイエナなどの戦略が通用しなくなった上に
スペック面も大幅にダウンしたことから
多くのパチプロは4号機の消滅と共に廃業し
デイトレードの世界に飛び込む者や起業する人がたくさん居ました。
・・・それもそのはず、5号機の初期に発売された台は
デビルマンやサクラ大戦のような低スペックの台でしたので

©エレコ デビルマン3 ※2005年設置開始
【ボーナス出現率】
設定1 1/426
設定6 1/368
設定1 1/1365
設定6 1/1024
【機械割】
設定1 97.0%
設定6 103.0%
・・・お金のためにパチスロを打っていた当時の若者は
ご覧のような低スペックの台を見て失望し
パチスロの未来を諦めたのでした・・・
・・・そして、5号機初期の台は
まだゲームシステムも洗練されていなかったので
”ボーナス中にボーナスフラグが成立し
さらに、それが無駄引きになる”
という、打ち手を困惑させる仕組みの台も存在していました。
・・・発売された当初の5号機のゲーム性はとてもお粗末でしたし
5号機が登場したての頃には
まだ4号機がホールに存在していましたので
ゲームシステムと出玉性能で4号機よりも劣る5号機を打つ人は少なかったのです。
・・・まあ、5号機を打つ人が少ないお陰で
ホールからの5号機の扱いは怖ろしいほど高く
ホールには初代ヱヴァンゲリヲンの設定6がゴロゴロしていました。

©ビスティ ヱヴァンゲリヲン ※2005年設置開始
ボーナス出現率・機械割
BIG成立確率
設定1 : 1/452
設定2 : 1/428
設定3 : 1/397
設定4 : 1/374
設定5 : 1/358
設定6 : 1/358
REG成立確率
設定1 : 1/1310
設定2 : 1/1236
設定3 : 1/1170
設定4 : 1/1110
設定5 : 1/1057
設定6 : 1/1057
機械割
設定1 : 96.0%
設定2 : 98.0%
設定3 : 101.0%
設定4 : 104.0%
設定5 : 107.0%
設定6 : 110.0%
・・・しかし、当時のホールでは
ヱヴァンゲリヲンは設定6で放置されていても見向きもされませんでした。
当時の僕も、ヱヴァンゲリヲンを触るとしたら
”設定6が確定している台を遊び程度に”
といった感じでしたね。
・・・初代エヴァンゲリオンのボーナス中は
それまでに4号機を打ち慣れていた人からすると
”消化に時間が掛かる上に、純増が少ない”
という、なんともダルいものだったんですね。
※5号機には4号機に搭載されていたJACゲームが搭載されていません
・・・そんな訳で、当時の打ち手は
5号機のゲーム性に付いて行けなかった事から
来たる一斉撤去の日まで4号機を打ち続けたのでした。
・・・5号機が発売された直後は夢も希望も無かったのですが
”リプパン機”
の登場によって5号機にも希望が見え始めます。
・・・リプパン機とは
”ボーナス後にRTに突入し、パンク役を回避する事によってRTを延命させる”
というゲーム性のマシーンなのです。
そして、このリプパン機は今までの5号機とは違い
ハイスペックな機種が多いという事も特徴でした。
・・・そんなリプパン機の代表格は
”仮面ライダーDX”
ではないでしょうか?

©サミー 仮面ライダーDX ※2007年設置開始
【ボーナス出現率】
設定1 1/496
設定2 1/465
設定3 1/446
設定4 1/412
設定5 1/397
設定6 1/377
設定1 1/1285
設定2 1/1285
設定3 1/1150
設定4 1/1150
設定5 1/1092
設定6 1/1092
・・・当時のサミーはリプパン機として
仮面ライダーの他にもボンバーマンをリリースしていたのですが
僕の生活圏のホールでは
ボンバーマンよりも仮面ライダーの方が
人気もホールからの扱いも高かったですね。
・・・そして、そんな仮面ライダーは
”設定6の機械割が119%”
という事で
それまでに設置されていた5号機とは一線を画す台だったのですが
いかんせん、5号機の弱点である
”純増の遅さ”
という事はカバーできませんでした。
・・・そして、当時ホールに設置されていたリプパン機は
検定の都合上でしょうか
”パンク回避ナビが紛らわしい台”
がとても多く
初見の打ち手は
RTをどのように消化して良いのか分からなくなりがちでした。
・・・この頃からホールに
”遊技台の説明ポップ”
が設置されるようになりましたよね。
・・・そして、僕が一番打ち込んだリプパン機はと言いますと
仮面ライダーよりも設定判別が容易であり
さらに、僕の生活圏では高設定の競争率がそれほど高くなかった
”ダンス☆マン”
なのでした。

©アリストクラート ダンスマン ※2007年設置開始
[BIG出現率]
設定1 : 1/397
設定2 : 1/370
設定3 : 1/346
設定4 : 1/326
設定5 : 1/307
設定6 : 1/280
[REG出現率]
全設定共通 : 1/1191
[機械割]
設定1 : 95%
設定2 : 98%
設定3 : 101%
設定4 : 104%
設定5 : 109%
設定6 : 118%
・・・ダンスマンの設定6は機械割が118%とかなり魅力的なのですが
どういう訳か競争率が低かった上に
ホールに設置されている台数も多くなかったので
当時の僕はホールが全機種に設定6を投入するイベントを開催した時には
ダンスマンにとてもお世話になったのでした。
・・・そして、先ほども申し上げましたように
ダンスマンは”設定6判別”に限って言えばとても速い台だったんですよ。
というのも、ダンスマンは設定1と設定6を比べても
BIG確率の分母が100程度しか変わらないのですが・・・
・・・単独BIGの出現確率に大きな設定差がありまして
それを軸に設定判別を進めるのです。
[単独BIG確率]
設定1 : 1/2730.67
設定2 : 1/1820.44
設定3 : 1/1365.33
設定4 : 1/1092.27
設定5 : 1/910.22
設定6 : 1/704.69
・・・さらに、ダンスマンは
RTを延命させるためのナビ確率にも設定差が設けられていまして
その要素も合わせると
高設定を判別するのがとても簡単になりました。
【RT時のチェリーナビ振り分け】
設定1 (平均ナビ回数 : 5.8回)
4回 : 42.97%
6回 : 42.97%
8回 : 6.25%
10回 : 3.13%
12回 : 2.34%
16回 : 1.56%
20回 : 0.78%
設定6 (平均ナビ回数 : 8.4回)
4回 : 23.44%
6回 : 23.44%
8回 : 15.63%
10回 : 15.63%
12回 : 9.38%
16回 : 9.38%
20回 : 3.13%
・・・上記のナビ確率を見ると
設定1の場合は10回以上のナビ回数を選択する割合は
”約9%”
である事に対し
設定6の場合は
”約40%”
となりますね。
・・・とても簡単でしょう?
そして、ダンスマンは設定6の機械割がとても高いので
4台シマのダンスマンに設定6を投入すると
他の台は必然的に設定1の場合が多かったので
その現象も、設定判別を容易にする要因になったのでした・・・
・・・5号機の黎明期は
クソみたいなタイアップ機が数多く発売されましたので
パチスロの未来に夢を見る事なんて出来なかったのですが
設置開始から時が経つにつれて状況は好転し
”パチスロもまだまだ捨てたもんじゃない”
と、思わせてくれる台が次々に登場し始めました。
続く
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