4号機時代の思い出　『幼馴染からノリ打ち仲間へ』　その73　　東京へ旅打ちに行く

2021/07/14
08:06

※ヒラ打ちとサクラ活動のお話を並行して進めていきますので

時間軸が多少前後する事もありますのでご了承ください。

⇩過去のお話はこちらからどうぞ

リンク：前回までのお話

⇩登場人物の紹介はこちら

リンク：主要登場人物まとめ

・・・僕の幼馴染であり、ノリ打ちグループのメンバーだったSA君は

僕に旅打ちに行こうと提案をしてきました。

当時のSA君が言うところによると

彼はノリ打ちグループを結成する前に

数か月の間、東京のホールで立ち回っていたらしく

ある程度の関東のホール事情が分かっているという事だったんですね。

・・・当時の彼は、都心のホールと神奈川のホールで立ち回り

一定の収支を上げていたとの事でした。

その時の僕は、地元での生活に飽きていた事と

10代の時に行った東京での楽しかった思い出が脳裏に刻まれていたこともあり

二つ返事でSA君に旅打ちに行く事を了承したのでした。

・・・そうと決まれば僕の動きは速いです

次の日には東京へ行けるようにと段取りを開始し

実際に出発をしてしまうのでした。

・・・ここで、1つ気になる点がありました

といのも、SA君はノリ打ちグループのメンバーでしたので

お金をたくさん持っているはずだったのですが

「東京へ行く際の費用を出してほしい」

と、僕に告げて来たのです。

・・・僕はお金に執着がありませんので

その事を特別、気にしていなかったのですが

後になってよくよく考えると

過去のブログでも紹介したのですが

その時のSA君には”クスリの乱用疑惑”がありましたよね。

・・・しかし、単純でバカな僕は細かい事を考えられず

東京に行く楽しみだけが頭を支配し

そういった問題点を気にすることは無かったのでした。

・・・東京へ行くことを決めた僕らは

同じく幼馴染であるMA君の家に厄介になる事を決めます。

”決めます”

っていうか、MA君にはお世話になるなんて

一言も言っていないんですけどね。

・・・僕ら3人は本当の兄弟のように過ごしてきたので

細かい事は言わなくても問題は無かったのですが

急に東京に来た僕らを見たMA君はやはりビックリしていました。

・・・当時のMA君は渋谷で美容師の見習い生活を始めていたのですが

もちろん、僕らが東京に行くという事は事前に知らせていなかったので

東京へ着いた当日にSA君が

「来ちゃった・・・」

と、MA君に連絡をしたのです。

・・・そして、美容室での仕事が終わり次第合流することに決めたのですが

ここでは僕の存在は伏せていました

MA君を2度ビックリさせようという魂胆ですね

サプライズって楽しいです。

・・・そして、首尾よくSA君とMA君は合流を果たし

僕は彼らの後を尾行し始めます。

2人は楽しそうに喋っていますが

MA君が僕に気付く様子は微塵もありませんでした。

・・・そんな訳で、しびれを切らした僕は

とうとうMA君に

「お前、いつ気付くんだよ」

と、喋りかけたのですが

MA君のリアクションはかなり薄かったので

当時の僕は非常に残念でした・・・

・・・僕ら3人は久しぶりに会っても

なんか久しぶりって感じがしないんですよね。

たとえ２年ぶりに会っても

毎回のようにお互いリアクションが薄いのですが

流石に、居るはずが無い場所で久しぶりに会ったら

少しはリアクションがあるかと思いましたけど

それは僕の勘違いだったようですね。

・・・なんだかんだでMA君の家に到着した僕らは

彼にしばらく厄介になる事を告げました。

その事を告げた時のMA君のリアクションも薄く

「オッケー」

と、全盛期のローラの様な返事をするだけだったのでした。

・・・彼には感情が無いのでしょうか？

・・・そして、世は更けていき

僕とSA君は次の日の予定を決める事にします。

僕らはしばらくの間

店の調査を優先する事にしましたので

以前にSA君が通っていて状況が良かったホールの様子を見に行くことにしました。

・・・その時までの僕は、本格的に東京のホールで打ったことが無かったので

地元よりも甘いと噂されている

東京のホールを回るのが楽しみでした。

田舎者の僕は

”グリーンピース”

くらいしか知らなかったですからね！

・・・そして、次の日になり

実際にホールを回り始めた僕は

どんどんと不安な気持ちが大きくなっていきました。

・・・というのも、その時に様子を見に行ったホールは

SA君が以前に立ち回っていた時と状況が大きく変わっていたのか

どこのホールにも活気はなく

閑古鳥が鳴いている状況だったんですよね。

・・・僕は一応、お店の”朝イチ対策”などの状況を把握し

次々にホールを回っていくのですが

データ機器などで当日までの大当たり履歴を見ていても

手ごたえのあるお店を見付けることは出来ませんでした。

・・・そんな訳で、僕らは手法を改める事にします

当時関東圏で刊行されていた

”パチスロ系フリーペーパー”

ですとか

”でちゃう”

なんかのイベントを開催しているホールを回る事にしたのです。

・・・しかし、ここでも大きな手ごたえを掴むことは出来ませんでしたので

僕の中では

「やられた・・・」

という気持ちが大きくなっていくのでした。

その時点で、半分くらいはSA君にハメられたと思っていましたので

東京に行き始めた頃の僕とSA君の仲は最悪でした。

・・・しかし、このまま旅行だけして帰ってもどうしようもないので

東京のホールで勝つための策を考え始めます。

しかし、東京のホールは地元のホールとは違い

ガセイベントの開催頻度がものすごく多かったので

実際にホールに足を運ぶまではイベントの信頼度が分からないどころか

無駄足に終わる事も多々ありましたので

当時の僕は本当に苦労しました。

・・・SA君は使い物にならないですし！

・・・しかし、そんな動きを繰り返していくうちに通えるホールを発見していき

大勝とはいかないまでも

高設定を奪取できる頻度が上がっていきました。

・・・当時よく打っていた台は

モグモグ風林火山の後継機である

”真・モグモグ風林火山”

でした、ショボいですよねｗｗｗ

©ネット　真・モグモグ風林火山

【ﾎﾞｰﾅｽ出現率】

設定1　　 1/315
設定2　　 1/303
設定3　　 1/289
設定4　　 1/280
設定5　　 1/269
設定6　　 1/279

設定1 　　1/539
設定2 　　1/512
設定3 　　1/508
設定4 　　1/480
設定5 　　1/477
設定6　　 1/455

【機械割】

設定1　　　99.1%
設定2　　 100.9%
設定3　　 103.3%
設定4　　 104.4%
設定5　　 107.1%（？！）
設定6　　 105.6%

・・・ご覧の通り、真・モグモグ風林火山の機械割はショボいんですが

この台はモードの仕組みが複雑だったうえに

演出で次回に移行するモードや

残りのRTゲーム数を判断できることがありましたので

それらの知識を介入する事によって

甘い状況を作り出すことが出来たのでした。

・・・完全に苦肉の策ですけどね！

真・モグモグ風林火山はスペック面などで若者に相手にされなかったので

打っている客層が甘かった事から通用した立ち回りなのです。

・・・そして、当時のホールは

真・モグモグ風林火山のスペックが低かった事で

バンバン高設定を投入していたんですよ。

基本的には高設定の台に座りながら

2人打ちであるアドバンテージを最大限に生かし

”高モードの台が空き次第SA君に台を確保し打ってもらう”

という立ち回りで

”ベースが高設定な上に、状況が良い台”

という環境で打ち続けることが出来ましたので

ある程度の収支を上げることが出来ました。

・・・台の中身はほとんど覚えていないですけどね

”竜が液晶を通過したらチャンス”

という事だけは覚えているんですが

なんのチャンスかさえも忘れてしまいました。

好きでもないパチスロの事は

何も覚えていないもんですなあ・・・

・・・関東へ来てからまだ日が浅く

お店の状況を掴めていない僕らは、こんな風に立ち回っていたのでした。

そして、基本的にはパチスロを打って過ごしていた僕だったのですが

一緒に住んでいたバカ二人が

パチスロ以外のイベントを色々と持ち込んできてくれたのです・・・

続く

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