4号機時代の思い出 『幼馴染からノリ打ち仲間へ』 その54 ”誇張抜きに今までで一番美味しかったストック機”
- 2021/05/28
- 07:49
※ヒラ打ちとサクラ活動のお話を並行して進めていきますので
時間軸が多少前後する事もありますのでご了承ください。
⇩過去のお話はこちらからどうぞ
リンク:前回までのお話
⇩登場人物の紹介はこちら
リンク:主要登場人物まとめ
・・・4号機の末期にはストック機の開発が進み
色々なゲーム性を持ったストック機が発売されました。
そんな中、今までとは違ったゲーム性を持つ台に対して
プレイヤーの立ち回りも大きく形を変えていったのでした。
・・・それまでの4号機のパチスロと言えば
”減算値の差を利用した設定判別”
等を駆使し
高設定の台をゲットし粘るという立ち回りが王道だったのですが

©山佐 ニューパルサー
※設定5以上に小役の減算値の差が設けられており
それを利用し設定判別をする事が出来た。
ホールにストック機が蔓延するにつれて
“朝イチや美味しい状況の台だけ攻める”
という
設定に捉われない立ち回りも増えていきました。
・・・当時の僕は古い頭の硬い人間でしたので
ストック機のそういった立ち回りを良しとせず
”設定狙いこそ至高”
と、考えていたので
効率面で勝るゲーム数狙いをする事に乗り遅れていたのでした。
・・・しかし、そんな僕にも転機は訪れます。
その時の僕はストック機のゲーム数狙いを
”設定狙いがスカった時の保険”
ですとか
”イベントが無い時の暇つぶし”
程度に考えていたのですが
とある台の登場によってその意識は完全に崩れ去っていくのでした。
・・・そんな僕の意識を180度変えた台は
2004年にネットから発売された
”十字架600式”
という台でした。

©ネット 十字架600式
・・・いやあ、色遣いなどが可愛い台ですよね。
その頃のネットは”賞金首”や”デカダン”などの
個性的な仕様のストック機を数多くリリースしていたのですが
今回紹介する”十字架600式”はそれらの台を遥かに凌駕する
物凄い仕様の台だったのでした。
・・・十字架600式のゲーム性の特徴は
”モード式の大量獲得ストック機”
でありまして
各モードでボーナス放出確率が違う台だったのです。
【十字架600式 基本スペック】
設定 BB確率 RB確率 合成確率
1 1/451 1/668 1/269
2 1/441 1/646 1/262
3 1/406 1/629 1/246
4 1/388 1/607 1/236
5 1/369 1/588 1/227
6 1/350 1/568 1/216
・・・そして、モードは5種類で構成されておりまして
各モードは現在でも馴染みのある
・通常モード(2種類)
・準備モード
・連チャンモード(2種類)
で構成されていました。
◆通常モードA
最もボーナスが期待できないモード。一番深いゲーム数振り分けが選択されやすい。
◆通常モードB
通常モードAよりは短いゲーム数振り分けが選択されやすい。
◆ジャンプアップモード(準備モード)
ゲーム数振り分けは平均すると約860Gほど。十字架成立時の約40%でゴールドセーラモードへ移行する。
◆シルバーセーラモード(連チャンモード)
ゲーム数振り分けでほぼ224G以内が選択される。
◆ゴールドセーラモード(強連チャンモード)
ゲーム数振り分けでほぼ96G以内が選択される
※ゲーム数天井の最深部は1507G
・・・そして、十字架600式のモード移行契機は
”十字架成立時”
だけなのです。
・・・そうなんです。
実はこの十字架600式の最大の特徴は
なんと”設定変更をしてもモードを引き継ぐ”という所であり
およそ1/2ほどの連チャンモードのループ率を漏らさない限り
大量獲得のボーナスが放出され続けるという仕様なのです。
【ゴールドセーラモード滞在時 モード移行率】
※全設定共通
・通常Aへ
25.00%
・通常Bへ
25.00%
・シルバーセーラへ
20.00%
・ゴールドセーラへ
30.00%
・・・ん?
まさかショボいと思いました?
そんなあなたは何かを忘れています。
もう一度言いましょう
”十字架600式のモード移行契機は十字架役成立時だけ”
なのです!
・・・って事は、ボーナスを引くまでに十字架を引かなければ
そう、無限ループなのです!
そしてこの無限ループは
そこそこ現実味を帯びたものであるのでした。
【ゴールドセーラモード滞在時 RT解除ゲーム数】
1~32 40.00%
33~96 59.97%
【モード別十字架確率】
・通常A滞在時 1/218.4
・通常B滞在時 1/218.4
・シルバーセーラモード滞在時 1/65.5
・ゴールドセーラモード滞在時 1/29.7
・ジャンプアップモード滞在時 1/218.4
・・・ふう、夢がありますね。
当時の僕が十字架600式を最初に打ったのは
サクラ活動の時でした。
そして、その時に台の内部仕様を調べたところ
「なんじゃこりゃあ!」
となった訳でして
それ以降の僕は、十字架600式の設置店と
閉店時に連チャン終わりの十字架600式を
毎日のように探すようになりました。
・・・そして、その時代は
どういう訳かライバルがほとんど居なかったんですよね。
これは情報伝達の遅さというよりは
打ち手のアンテナの低さも問題であると言えるでしょうね。
・・・しかし、さすがに十字架600式の導入からしばらく経つと
ライバルも増えて来ましたので
その時点で僕は十字架600式の朝イチハイエナから手を引くことにしました。
・・・費用対効果ってやつですね、ええ。
その頃には十字架600式の稼働も多少落ち着いてきましたので
ハイエナの数が連チャンモードで閉店を迎えた台を遥かに凌駕し
台を取るためには数時間の並びを要するようになっていました。
・・・情報は鮮度が命!
時間が経った情報はあんまり美味しくないのは
どの世界も一緒ですね・・・
・・・そんな僕は次なる獲物を探すために
暇さえあればパチスロ必勝ガイドとにらめっこをしていたのでした・・・
続く
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