4号機時代の思い出　『幼馴染からノリ打ち仲間へ』　その50　”一世一代の賭け”

2021/05/24
07:59

※ヒラ打ちとサクラ活動のお話を並行して進めていきますので

時間軸が多少前後する事もありますのでご了承ください。

⇩過去のお話はこちらからどうぞ

リンク：前回までのお話

⇩登場人物の紹介はこちら

リンク：主要登場人物まとめ

・・・ホールのサクラという身分でありながら

”デカ姉”と呼ばれていた

パチスロ依存症の常連さんと仲良くなってしまった僕たちは

サクラ活動をする為にホールへ行くたびに

デカ姉に絡まれてしまうようになりました。

・・・しかし、絡まれるといっても

困ることがあるとすれば

デカ姉に”お前の打っている台、毎回設定6じゃね？”と突っ込まれる事なのですが

・・・ご安心ください。

デカ姉の目は節穴ですので

僕らの台の設定を読む事なんて彼女にはできなかったんですよ。

・・・ある時、僕はサクラ活動をしていて

北斗の拳を打つ機会が有ったんですよね。

©サミー　北斗の拳

・・・当時、北斗の拳は大変な社会現象を起こしていまして

ほとんどのユーザーが打ち込んでいたのですが

デカ姉もその例に漏れず

北斗の拳の虜になっていました。

・・・しかし、デカ姉はパチスロ依存症の上に

ヒキがさほど強くないどころか弱い部類の養分でしたので

毎日のように旦那さんの稼ぎをホールで溶かし

そのお金はサクラである僕らに間接的に流れてきていたのでした。

・・・そんな訳で当時の僕は

「この際だから、デカ姉に直接お金を貰えば良いんじゃないか？」

と、何度も思いましたね、ええ。

・・・そして、毎日のように北斗の拳で負けていたデカ姉は

その日も既に数万円負けてしまっていたらしく

浮かない顔で僕の隣の台を打ち始めました。

僕はデカ姉に

「調子悪そうだね」

と、彼女が負けていることを確信しているのにもかかわらず

白々しく問いかけます。

・・・するとデカ姉は

「○万円負けちゃった」

と僕に言いました。

・・・最高です。

僕は真正のSですので

女性が落ち込んでいる顔や泣いている顔が大好物なんですよ。

きっとその時から僕の中で

性的な何かが動き始めていたんでしょう。

・・・その後もデカ姉と話をしながら北斗を打っていると

僕に最大のチャンスが訪れます。

赤7揃いのレインボーオーラが僕の台に降臨しました。

・・・すると僕はなぜかデカ姉に

「この赤7が20連したらヤラセてよ」

と言いました。

・・・この時はお互い冗談のつもりでしたし

本当に20連するとも思えませんでしたので

デカ姉の方も笑いながらそれを了承してくれました。

・・・そして結果は？

と言うと

・・・簡単に20連を超えましたｗ

そして僕は余りにもあっけなく20連しましたし

さすがにそれくらいで

旦那さん持ちの女性に手を出してはいけないと思いましたので

「あれ？続いちゃったね。やっぱり40連にしようか！」

と、デカ姉に提案し

デカ姉もそれならしょうがないと了承します。

・・・30分後、そこには

当時のホールに当たり前のように常備されていた

”布おしぼり”

を大量に持ち

エレベータに乗り、車に向かうデカ姉と僕が居ました。

・・・こうして僕はK君の”義弟”となったわけです。

・・・そして面白いのが

それからの僕は”赤7揃いレインボー”を引くと

100％の確率で20連を超えるどころか

その半分は40連チャンクラスの猛爆をするようになったんですよね。

きっと、僕はデカ姉に少しだけ残されていた運を

全て吸い取ってしまったんでしょう。

なんにせよデカ姉は

K君が言った通り”目を瞑れば最高の女”だったのでした。

あれほどの手練れと出会えたのは

デカ姉以降では2度しかありません・・・

・・・今回は

”デカ姉は自分は不幸だが、周りを幸福にする”

そんなお話でした。

パチスロを一人で打ちに来ている女性は奔放な人が多いので

皆様も仲良くなることをお勧めします・・・

それでは！

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